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竹岡圭さんがフォルクスワーゲン「ポロGTI」で全日本ラリー選手権に参戦する「圭rally project」参戦発表会
2019年3月14日 00:06
- 2019年3月13日 開催
モータージャーナリストの竹岡圭さんが3月13日、全日本ラリー選手権へ参戦体制を発表する「圭rally project 参戦発表会」を開催。会場では、参戦マシンとなるフォルクスワーゲン「ポロ GTI」をベースにしたラリーマシンなどが披露された。
いつかは“ラリーに出たい!”と思っていたという、竹岡さんは2016年後半からルノー「ルーテシア RS 2.0」を使用して「圭 rally training project」を開始。2017年に「圭rallyproject」を立ち上げて全日本ラリー選手権への参戦を開始した。
2017年はFIA規格のラリーマシン「ABARTH 500 Rally R3T」を借りて全日本ラリー選手権 2017 JN5 クラスのターマック戦にスポット参戦。初戦でクラス3位、「全日本ラリー選手権 JN5 クラス シリーズ5位」という成績を残した。
続く、2018年はアルファロメオ「ジュリエッタ」をベースにラリーカーを新たに制作、参戦初年度からクラスを変更して全日本ラリー選手権 2018 JN4 クラスにスポット参戦。モントレー、カムイ、新城の3つ大会に参戦して全戦完走は成し遂げた。
2018年までのベース車は借り物の車両であったが、2018年はマシンのセッティングも最後まで決まらないなど不完全燃焼のまま終焉を迎えることになったと、2019年は自ら新車のフォルクスワーゲン「ポロ GTI」を購入、グローバルエータースポーツの神田誠氏に委託してラリーカーを制作したという。
2019年の参戦クラスは参戦初年度と同じ「JN2(2018年までのJN5クラス)」へと変更。全10戦が予定されている全日本ラリー選手権の6戦へスポット参戦を予定している。これまで以上に多くの全日本ラリー選手権大会に参加するという意気込みの元でのスポット参戦を決めたという。
ラリーに対する思いについて、竹岡さんは「レーシングチームのアシスタントマネージャーとして、モータースポーツ業界に飛び込んだのは1992年のこと。その後は素人ドライバーとして1995年に耐久レースに参戦したのを皮切りに、レースをメインとするモータースポーツに携わっていく中で、いつかは……と抱き温めていた“ラリーに出たい!”という夢を、ようやく叶えられたのが 2017年でした。2018年、2019年と、毎年新しいマシンで、何かしら新しい体制となり、正直なところなかなか大変ではありますが“石の上にも三年いれば暖まる”“何事も3年目は上手くいく”という、ことわざもあると聞きました。ならばいっそ勝負に出よう!と思い、お恥ずかしながら財政状況も年々厳しくなる一方ではありますが、背水の陣で新車を購入、これまで最多のシリーズ6戦参戦予定と、正気の沙汰とは思えない思い切った計画を立ててみました」とコメント。
2019年シーズンに向けて「これまで携わってきた自動車の世界、モータースポーツの世界、そしてラリーの世界を盛り上げるため、少しでもお役に立てるよう、チーム一丸となって微力ながら頑張っていきますので応援よろしくお願いいたします」とコメントしている。
全日本ラリー選手権 2019 参戦予定大会
・Rd.2:新城ラリー2019(愛知:舗装):3月15日-17日
・Rd.5:MONTRE 2019(群馬、長野):非舗装):6月6日-9日
・Rd.6:2019ARK ラリー・カムイ(北海道:非舗装):7月5日-7日
・Rd.7:横手ラリー2019(秋田:非舗装):7月26日-28日
・Rd.8:RALLYHOKKAIDO(北海道:非舗装):9月20日-22日
・Rd.10:MSCC ラリーin ふくしま 2019(福島:非舗装):10月24日-27日