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スズキ、検査補助者による完成検査など新たな不適切事案。リコール実施へ

2輪車では愛車無料点検を実施

2019年4月12日 発表

 スズキは4月12日、4輪車で行なっている完成検査業務について、作業訓練中の検査補助者が単独で完成検査を行なったことや、完成検査で保安基準への適合性の確認が適切に行なわれていなかったおそれがあることを明らかにした。

 これは、同社が国土交通省に同日提出した、完成検査における不適切な取り扱いに関する同社報告書と外部調査報告書において明らかとなったもの。

 同社では、該当する初回車検を受けていない車両についてリコールを実施予定。現在、対象範囲などを含めて確認中とし、確認でき次第速やかにリコールを届出のうえ実施するとしている。

 なお、2輪車については保安基準への適合性の確認に関する問題はなかったものの、ユーザーの不安を解消する観点から愛車無料点検を実施予定。

 同社は「お客さまやお取引先さまはじめ皆さまに、多大なご心配ご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます」とコメントしている。