ニュース
ポルシェ、新型「カイエン」のプラグインハイブリッドモデル「カイエン E ハイブリッド」
モーターだけで135km/hまで加速可能。電力のみの航続距離は最長44km
2019年5月8日 06:00
- 2019年5月7日(現地時間)発表
独ポルシェAGは5月7日(現地時間)、SUV「カイエン」のプラグインハイブリッドモデル「カイエン E ハイブリッド」を発表した。
2017年8月に世界初公開され、日本市場では2017年12月に販売を開始した第3世代カイエンに追加されたカイエン E ハイブリッドは、340PSを発生するV型6気筒 3.0リッターシングルターボエンジンと136PSを発生するモーターを組み合わせ、2014年10月に世界初公開した先代のプラグインハイブリッドモデル「カイエン S-Eハイブリッド」から容量を約30%増加させた14.1kWhのプリズムリチウムバッテリーを搭載。
さらに2シーターオープンのプラグインハイブリッドスポーツカー「918 スパイダー」で採用したブーストコンセプトを新たに追加し、システム最高出力462PS/5250-6400rpm、システム最大トルク700Nm/1000-3750rpmを実現。第3世代カイエンで新採用した8速AT、電子制御マルチプレートクラッチによるアクティブ制御4WD、ポルシェ トラクション マネジメントシステム(PTM)などを利用することで、0-100km/h加速タイムは5.0秒、最高速は253km/hを達成。また、モーターのみを使うゼロエミッション走行でも135km/hまでの加速が可能となっており、航続距離は最長44kmとなっている。
このほか、ポルシェAGではカイエン E ハイブリッドの発売にあわせて「革新的な装備を追加してカイエンシリーズ全体のコンフォート&アシスタンスシステムの範囲を拡張します」としており、日本仕様ではレーンチェンジアシストとアダプティブクルーズコントロール、パークアシスト、サラウンドビューカメラを標準装備化。新しいヘッドアップディスプレイ、マッサージシート、リモートコントロール付独立ヒーター、22インチ軽合金製ホイールなどをオプション設定するという。