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ポルシェ、V8エンジンになった新型「カイエンGTS」「カイエンGTSクーペ」の予約開始
1682万円～1752万円
2020年6月12日 14:35
- 2020年6月12日 予約開始
- 1276万円
- カイエンGTS：1682万円
- カイエンGTSクーペ：1752万円
ポルシェジャパンは6月12日、新型「カイエンGTS」と新型「カイエンGTSクーペ」の予約受注を開始した。右ハンドルのみの設定で、価格はカイエンGTSが1682万円、カイエンGTSクーペが1752万円。
V型6気筒 3.6リッターツインターボエンジンを搭載していた先代モデルに対し、このニューモデルでは再びV8エンジンを搭載。カイエンのフラグシップモデルである「カイエンターボ」用に開発されたV型8気筒 4.0リッターツインターボエンジンをベースにしており、最高出力は先代モデル比14kW（20PS）アップとなる338kW（460PS）/6000-6500rpm、最大トルクは20Nmアップとなる620Nm/1800-4500rpmを発生する。スポーツクロノパッケージを装備した新型カイエンGTSでは、0-100km/h加速4.5秒のタイムをマーク。これは先代モデルを0.6秒上まわる数字であり、最高速も8km/h向上して270km/hに達する。ローダウンされたパフォーマンス志向のシャシー、独自のデザインおよび強化された装備が新しいGTSのパッケージを高い完成度に仕立て上げる。
合わせて高い効率性を実現させているのが、最適化されたオートマチックトランスミッションの8速ティプトロニックS、アダプティブシリンダーコントロール、センターインジェクション方式のガソリンダイレクトインジェクション、およびインテリジェント設計のサーマル マネージメント システムとなる。最もスポーツ性の高いGTSモデルの場合、NEDC複合サイクルの燃費は11.4-11.2L/100kmとなり、カイエンGTSクーペもすべての点において同じレベルのパフォーマンスを誇るという。
このモデルに合わせて、スポーツエキゾーストシステムを専用設計。標準仕様では、テールパイプを車体リアの左右に配し、個性豊かでスポーティなサウンドを奏でる。また、高周波チューニングされたスポーツエキゾーストシステムは新たに開発されたもので、中央に配置される2本のオバールテールパイプは、カイエンGTSクーペのみに装備。将来的にはカイエンターボクーペにも展開される予定で、それぞれオプションのライトウェイトスポーツパッケージとの組み合わせで提供される。
シャシーは、横方向のダイナミクスを優れたレベルに仕上げられるよう、理想的な状態にセッティング。標準仕様のスチールスプリングサスペンションは車高を20mm低くするとともに、スポーティなダンパーコントロールを実現するアクティブ制御のポルシェアクティブサスペンションマネージメント（PASM）を搭載。さらに、ポルシェトルクベクトリングプラス（PTV Plus）も標準装備としている。ブレーキまわりは、標準仕様でねずみ鋳鉄製の大径ブレーキローター（フロント390×38mm、リア358×28mm）、さらにはレッドでカラーリングされたブレーキキャリパーを装備し、真のスポーツカーに匹敵する俊敏性と瞬発力を持ちあわせる。
さらにオプションでは、タングステンカーバイドコーティングが施されたポルシェサーフィスコーテッドブレーキ（PSCB）に加え、ポルシェセラミックコンポジットブレーキ（PCCB）なども用意。このほかにも、車高を10mmローダウンする3チャンバーエアサスペンション、リアアクスルステアリング、さらにはアクティブ制御のロール抑制システムであるポルシェダイナミックシャシーコントロールシステム（PDCC）などがオプションとして用意される。
ブラックのアクセントが加えられたスポーツデザインパッケージを標準装備。サテングロスブラックの21インチRSスパイダーデザインホイールを標準装備とするほか、ポルシェダイナミックライトシステム（PDLS）を搭載したLEDヘッドライトおよびLEDテールライトバーに対し、ダークカラーのティンテッド加工が施される。さらに、フロントのエアインテーク、サイドウインドウトリム、スポーツエキゾーストシステムのテールパイプ、リアのモデル名とポルシェロゴは、全てがブラックで統一される。
ルーフライニング、シートのセンターパネル、センターコンソールアームレスト、ドアにはアルカンターラを採用。加えてダークブラッシュド仕上げのアルミニウムといった高品質な素材を採用することで、スポーティかつエレガントな内装を実現する。新型GTSモデルのために専用設計された8wayスポーツシートは、高さのあるサイドボルスターがドライバーの体を最適にサポート。フロントドア、ドアシル、レブカウンター、ヘッドレストにはGTSのロゴがあしらわれる。また、オプションには、GTSインテリアパッケージも含まれ、装飾ステッチなどのアイテムに、カーマインレッドまたはクレヨンのカラーもアクセントとして選択できるようになっている。
さらに日本仕様のカイエンGTSは、アダプティブクルーズコントロール、レーンチェンジアシスト、サラウンドビュー付パークアシスト、コンフォートアクセスなどなど日本以外のマーケットではオプションとなる多くの装備を標準装備としている。
