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ポルシェ、2019年の世界新車販売台数は28万800台。「カイエン」「マカン」が大幅な伸びに貢献

「タイカンによってポルシェに対する需要は2020年も高い水準を維持すると確信している」

2020年1月14日(現地時間)発表

「カイエン」「マカン」のSUVモデルが販売台数の大幅な伸びに貢献(写真は新型カイエン)

 独ポルシェAGは1月14日(現地時間)、2019年の世界新車販売台数が前年比10%増となる28万800台(2018年は25万6255台)を記録したと発表した。

 発表によると、「カイエン」「マカン」のSUVモデルが販売台数の大幅な伸びに貢献。カイエンでは、2019年以降プラグインハイブリッドをはじめとする現行モデルが全ての市場で納車可能となり、春にはよりスポーツバージョンの「カイエン クーペ」も市場に導入。これにより、カイエンは前年比29%増の9万2055台となり、マカンは前年比16%増の9万9944台を記録した。

 エリア別の新車販売台数では、ドイツ国内市場とヨーロッパ市場全体において前年比15%増という結果となり、ドイツでは3万1618台、ヨーロッパでは8万8975台を記録。2つの最大市場である中国(前年比8%増の8万6752台)と米国(前年比8%増の6万1568台)でも大きな伸びを示した。また、アジア太平洋、アフリカ、中東地域では、前年比7%増の11万6458台という結果になっている。

ポルシェAGの2019年の世界新車販売台数

 今回の発表について、セールスおよびマーケティング担当取締役のデトレフ・フォン・プラテン氏は「私たちは、世界中のお客さまのスポーツカーに対する熱意を示すこの素晴らしい結果を嬉しく思います。新しいアプローチによってブランドの魅力とお客さまの体験をさらに強化することができたことを誇りに思います。多数の新型モデルと、好評のポルシェ初のフル電動スポーツカー タイカンの予約注文によって、ポルシェに対する需要は2020年も高い水準を維持すると確信しています」と述べている。