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独ポルシェ、380PS&520NmのV6 2.9リッターターボを搭載する新型「マカンGTS」

0-100km/h加速は4.7秒、最高速261km/h

2019年12月17日(現地時間)発表

マカンのスポーティモデル新型「マカンGTS」

 独ポルシェは12月17日(現地時間)、ミドルサイズSUV「マカン」のスポーティモデル新型「マカンGTS」を発表した。

 新型マカンGTSでは、従来モデル比で15kW(20PS)/20Nm増の最高出力280kW(380PS)/5200-6700rpm、最大トルク520Nm/1750-5000rpmを発生するV型6気筒2.9リッターターボエンジンを搭載。新開発のデュアルクラッチトランスミッション「PDK」、オプション設定の「スポーツクロノパッケージ」装着車では、0-100km/h加速が従来モデルから0.3秒速い4.7秒、最高速は261km/hに達する。NEDC方式による燃費は9.6L/100kmとのこと。

 また、ダンパーをコントロールするPASM(ポルシェアクティブサスペンションマネージメント)には特別なチューニングが施されるとともに、車高が15mm低くなったことでシャシーの横方向のダイナミクスが向上。オプションのアダプティブエアサスペンションを装着すると、さらに車高が10mm低くなる。また、サテンブラックの20インチRSスパイダーデザインホイールを標準装備したことで、大きなサイズのブレーキディスク(フロント360mm×36mm、リア330mm×22mm)が装着可能となった。さらに、ブレーキディスクの表面にタングステンコーティングを施して減速性能を強化するPSCB(ポルシェサーフィスコーテッドブレーキ)もオプションとして用意されている。

新型マカンGTSは最高出力280kW(380PS)、最大トルク520Nmを発生するV型6気筒2.9リッターターボエンジンを搭載。ボディサイズは4686×1926×1609mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2807mm(数値は欧州仕様)

 エクステリアでは、すべてのポルシェGTSモデルに共通するブラックペイントが施されたフロントエプロンをはじめ、標準装備の「スポーツデザインパッケージ」による前後トリムとサイドスカート、ティンテッド処理が施されたLEDヘッドライトと組み合わされるPDLS(ポルシェダイナミックライトシステム)と3DリアLEDライトバーが特徴となる。加えて、低くなった車高と20インチホイール、赤いブレーキキャリパーとハイグロス加工されたブラックのトリムストリップによってマカンGTSのハイパフォーマンスを主張する。

サテンブラックの20インチRSスパイダーデザインホイールの奥にフロント360mm×36mm、リア330mm×22mmのブレーキディスクが覗く

 インテリアでは、シート中央部とセンターコンソールアームレスト、ドアパネルにアルカンターラ、ドアパネルにブラッシュドブラックアルミニウムといったハイクオリティ素材を採用するとともに、スムーズレザー仕上げのマルチファンクションスポーツステアリングホイールとシフトパドル、ダイナミックなコーナリング時にもドライバーの安定した姿勢を保持する8段階調整式のGTSモデル専用スポーツシートなどを標準装備した。

 なお、日本仕様ではアダプティブクルーズコントロール、レーンチェンジアシスト、リアビューカメラとサラウンドビュー機能付きパークアシストが標準装備されるとのこと。

新型マカンGTSのインテリア
スペック