スズキ、新型「KATANA（カタナ）」日本発売。価格は151万2000円

新型「KATANA」

　スズキは5月24日、大型二輪車の新型「KATANA（カタナ）」を5月30日より日本で発売すると発表した。価格は151万2000円。新型KATANAは2019年春より欧州を中心に販売を開始して好評という。

　新型KATANAは、燃料タンクから車体先端まで、研ぎ澄まされた刀のようにシャープで流れるようなラインをあしらったデザインを採用。日本刀をイメージしたデザインで1980年にドイツのケルンショーに出品し、翌年1981年にほぼそのままのスタイルで発売した「GSX1100S KATANA」を原点とする大型二輪車となる。

新型「KATANA（カタナ）」

　新型KATANAは、軽量アルミフレームの車体に「GSX‐R1000」の直列4気筒 998cm3エンジンをベースに改良して搭載。エンジン出力を効率よく路面に伝えることができるトラクションコントロール、ワンプッシュでエンジン始動が可能なスズキイージースタートシステム、スムーズな発進を補助するローRPMアシスト機能など採用している。

　開発コンセプトは「Forging a New Street Legend（新たなるストリートバイクの伝説を鍛造する）」で、刀鍛冶が鋼を叩いて鍛え上げ、丹念に強靭な刀を作り上げることと、「KATANA」を鍛錬して作り上げたことを比喩的に表現。

　原点となる「GSX1100S KATANA」に着想を得た特徴的な顔つきに仕上げるために、角形のLEDヘッドランプや刀の切先をイメージした造形の車体先端下部にLEDポジションランプを装着。また、スズキ初となるターンシグナル付スイングアームマウントリヤフェンダーを採用して、車体後部のシート下をすっきりとさせた外観とした。

　新型KATANAは浜松工場で生産され、年間目標販売台数は1000台。

新型「KATANA（カタナ）」