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【SUPER GT 第3戦 鈴鹿】34号車 Modulo KENWOOD NSX GT3(道上/大津組)が予選7位。誕生日の大津弘樹選手にサプライズ
2019年5月26日 09:34
- 2019年5月26日 決勝開催
5月25日、SUPER GT第3戦 鈴鹿の予選が鈴鹿サーキットで行なわれた。詳細は予選記事(真夏の天候となった鈴鹿のポールは36号車 au TOM'S LC500(中嶋/関口組))に詳しいが、この日誕生日を迎えたのが34号車 Modulo KENWOOD NSX GT3(道上/大津組)の大津弘樹選手。
34号車 Modulo KENWOOD NSX GT3(道上龍/大津弘樹組)は、フリー走行などではタイムがよくなかったものの、予選になると約2秒ほどタイムアップ。Q1を大津選手のドライブで通過し、Q2を担当した道上選手は予選7位の1分57秒935をマーク。終わってみれば予選7位は今シーズンベストグリッドとなった。
このタイムアップの理由について34号車 Modulo KENWOOD NSX GT3(道上龍/大津弘樹組)チームに取材。フリー走行では決勝を見据えて燃料を多めに積んでいたものの、それでもQ1通過は難しいほどのオーバーステアが発生しており、上位で戦うのはとてもムリだなと思っていたと道上選手はいう。
そこで、予選前にこれまでやったことのないようなセッティング変更を実施。それが見事に当たり、約2秒ほどのタイムアップ。とくにセクター3区間(ヘアピン~スプーンカーブ~バックストレート)では、大津選手、道上選手とも好タイムをマーク。トップから約0.9秒遅れとはなるものの、シングルグリッドを獲得した。
大津選手も、格段に乗りやすくなったといい、それが好タイムにつながったという。セッティングについて道上選手は詳しく語ってくれなかったが、基本的に鈴鹿のために固めのセットアップで開始。柔らかくする方向で調整しているときに、よいセットアップが見つかったという。ただ、予選終了時点でなぜそのセットアップだとよくなるのかは分かっておらず、それをこれから分析していく必要はあるとのことだ。
決勝についても、よい感触で臨めるとし、5月26日に行なわれる決勝レースに今シーズンベストグリッドから挑む。
1994年5月25日誕生日の大津弘樹選手
冒頭に記したように予選が行なわれた5月25日は大津選手の誕生日。この記者会見が終わりかけるときに、Moduloチームのスタッフから大津選手にバースデーケーキのサプライズプレゼントが行なわれた。Moduloブランドでカーナビやパフォーマンスパーツ、カスタマイズカーを展開するホンダアクセスの代表取締役社長 白土清成氏がプレゼンターとして登場。25歳になった大津選手が描かれたケーキが渡され、記者会見場では拍手が起きた。
記者は最前席で取材していたため、後ろで何が起きていたか今ひとつ分からなかったが、ケーキを渡された大津選手の元へModuloチームのスタッフが大挙集合。Moduloチームのスタッフは、クリーム状の泡を大津選手のカオへ。大津選手はあっという間に泡まみれになった。
なかなか手荒い誕生日となった予選日だったが、34号車はシーズンベストグリッド。日曜日に行なわれる決勝のスタートドライバーは予選終了時点では、「これから決めます」(道上選手)とのことだった。25歳を迎えた大津選手の決勝の走りに期待したい。