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マツダ、ロードスター軽井沢ミーティングで30周年記念用品の発売を予告

5月27日から商談予約開始のロードスター30周年記念車(リトラクタブルハードトップモデル)も展示

2019年5月26日 開催

軽井沢ミーティング会場に展示された「ロードスター30周年記念車(リトラクタブルハードトップモデル)」

 5月26日、軽井沢プリンススキー場駐車場で毎年開催されているロードスターオーナーミーティング「軽井沢ミーティング」が2019年も開催された。今回はロードスター30周年となる特別な回で、会場には5月27日より商談予約が始まる「ロードスター30周年記念車(リトラクタブルハードトップモデル)」が展示されたほか、30周年記念として3種類の用品の発売も予告された。

 世界限定3000台というロードスター30周年記念車。110台割り当てられた日本市場向けのソフトトップモデルについては、すでに注文を終了しているが、リトラクタブルハードトップモデルについては5月27日から6月10日までの2週間で商談予約の申し込みを受け付ける。価格は6速MT車が430万3800円、6速AT車が426万600円。なお、当初40台だったリトラクタブルハードトップモデルの日本の割り当ては、ソフトトップモデルの応募の多さを受けて増加。139台を日本市場向けに販売することになったという。

ロードスター30周年記念車(リトラクタブルハードトップモデル)
リトラクタブルルーフ部
フロントタイヤの後ろあたりに30th Anniversaryのロゴとシリアルナンバーが入ったオーナメント
リトラクタブルハードトップのホイールは17インチ。ブレーキキャリパーもオレンジ色に塗られ、フロント(写真右)にはブレンボキャリパーが装備される
インパネまわり
特別装備のレカロシート

 また、30周年記念用品として3種類の用品も発表された。1つは16インチレイズ製鍛造アルミホイール。ロードスター30周年記念車(ソフトトップモデル)に専用装備されるアルミホイールの同等品となるが、限定車に装着されるホイールがリム部分2か所に30TH ANNIVERSARY 刻印が入るのに対し、用品として発売されるホイールではそのうち1つが「ROADSTER」の刻印になる。

 実は海外向けの30周年記念車「MX-5 Miata 30th Anniversary Edition」はすべて17インチホイールとなっており、16インチホイールが設定されるのは日本仕様のソフトトップモデルのみとなる。つまり16インチの用品ホイールは日本専売となり、それ故に日本名であるROADSTERの刻印を刻むことができたのだという。

 このホイール、ベースとなるのはレイズ ボルクレーシングの「ZE40」というモデルなのだが、マツダ専用に新設計したもの。純正のホイールも軽さにこだわったものだが、このホイールは鍛造アルミホイールとなっており、1本あたり700g程度、1台分で3kg近く軽量化ができるとのこと。用品としての販売は30台分限定。9月ごろ発売の予定だという。

30周年記念として30台分限定で発売される16インチレイズ製鍛造アルミホイール
ロードスター30周年記念車では2か所に「30TH ANNIVERSARY」のロゴが刻まれるが、用品として販売されるモデルでは1か所が「ROADSTER」のロゴになる

 2つ目は、「フロアマット 30th Anniversary」。こちらはフロアマットに「30TH ANNIVERSARY」のエンブレムがつけられたもので、NAからNDまで4世代のロードスターそれぞれに対応する。NAとNBはフロアマットの形状が共通のため合わせて60セット、NC用が30セット、ND用は限定車専用のオレンジのステッチが加わったフロアマットがあるが、それが黒になったもので限定30セットになるとのこと。価格は1台分2万5000円(税別)で5月末より出荷の予定。

「30TH ANNIVERSARY」のエンブレムが付くフロアマット。写真左手がNA/NB用で右がNC用
ND用は30周年記念車用のフロアマットで、オレンジ色のステッチやエンブレムの文字が黒くなったもの

 3つ目は、こちらはすべてのロードスターに使える「エアバルブキャップ 30th Anniversary」。タイヤのエアバルブのキャップに30TH ANNIVERSARYのロゴが刻まれる。キャップ本体はアルミ製だが、エアバルブは真鍮製となっておりそのままだと異なる金属同士による腐食がおきるため、中に樹脂のインサートが入れてあるとのこと。限定300セットで価格は1台分3600円(税別)、6月上旬より出荷の予定だと言う。

「30TH ANNIVERSARY」のロゴがエアバルブキャップのトップに刻まれる