ニュース
スバル、CO2削減で新たな取り組みに着手。2020年度までにCO2約2万t削減へ
「環境アクションプラン」を前倒しで着手
2019年5月29日 17:55
- 2019年5月29日 発表
スバルは5月29日、同社グループが直接排出する二酸化炭素(CO2)に関して2020年度までにCO2年間排出量のおよそ3%に相当する約2万t削減を実現するための新たな取り組みを発表した。
同社は、2021年度以降の環境計画「環境アクションプラン」において、同社グループが直接排出するCO2を2030年度までに30%削減(2016年度比。総量ベース)することを目指している。
今回、新たな取り組みとして、群馬県邑楽郡大泉町にある同社施設への自家消費型の太陽光発電設備を導入し、同社群馬製作所本工場(群馬県太田市)および東京事業所(東京都三鷹市)における水力発電由来の電力「アクアプレミアム」の導入、本社エビススバルビル(東京都渋谷区)およびスバル総合研修センター(東京都八王子市)でのグリーン電力証書・グリーン熱証書の活用の3点に着手した。
群馬県邑楽郡大泉町にある同社施設では、NTTファシリティーズが設置・運営する自家消費型太陽光発電設備を導入。設置容量は1MW(年間発電量:1145MWh)を想定し、2019年度中の完成を目指す。発電した電力は同施設で使用する予定で、これにより同施設から排出されるCO2の約4割に相当する330tの削減を見込む。
群馬製作所本工場と東京事業所で購入する電力について、東京電力エナジーパートナーが提供する、CO2排出ゼロの水力発電由来の電力のみを販売する料金プラン「アクアプレミアム」を一部に導入。これにより、同社は約1万t(年間発電量:21GWh相当)の削減を見込む。
本社エビススバルビルとスバル総合研修センターでは、消費する電力と熱を対象にグリーン電力証書・グリーン熱証書の制度を活用して、CO2排出ゼロのオフィスを目指す。
すでに公表している「大泉工場への自家消費型の太陽光発電設備」の導入、「とちぎふるさと電気」の導入、ならびに今回着手した新たな取り組みなど、実施可能な取り組みは「環境アクションプラン」を前倒して着手。すべての企業活動でCO2排出量の大幅削減に取り組んでいく方針。