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フォルクスワーゲン「ID.R」がニュルのEV記録を40秒以上短縮。動画も公開
パイクスピーク最速記録、グッドウッドEV記録に続きニュルでもEV最速
2019年6月4日 18:13
- 2019年6月3日(現地時間)発表
独フォルクスワーゲンは6月3日(現地時間)、同社のEV(電気自動車)レーシングカー「ID.R」でニュルブルクリンク ノルドシュライフェのタイムアタックにチャレンジ。これまで「NIO EP9」が保持していたEV記録を40.564秒上まわる6分5秒336で周回し、新記録を樹立した。
ID.Rとワークスドライバーのロマン・デュマ選手は、2018年6月24日のパイクスピークで7分57秒148という最速記録を樹立。続けて、翌7月にはグッドウッドで43.86秒というEVでの最速タイムを記録していた。
そして今回、空力性能、シャシーチューニング、エネルギー管理、タイヤの選択などニュルブルクリンクに最適化したID.Rを制作。世界で最も難易度の高いレーストラックとされているニュルブルクリンクに車両を持ち込み、これまでのエミッションフリー最短のラップタイムを40.564秒更新した。
ID.Rは、電気モーター2基により最高出力500kW(680PS)を発生。平均速度206.96km/hを実現し、フォルクスワーゲンによる電気駆動の可能性を新たに印象付けたとしている。