ニュース

三菱自動車と三菱商事、インドネシアでモビリティ関連サービスなどを提供する「ゴジェック」に出資

今後ゴジェックのプラットフォームを活用し、新たなモビリティサービスを検討

2019年7月8日 発表

インドネシアなどの東南アジアで配車サービスやフードデリバリー、買い物代行など日常生活におけるさまざまなサービスを提供する「ゴジェック」に出資

 三菱自動車工業は7月8日、三菱商事とともに重要市場である東南アジア地域におけるバリューチェーンの革新に取り組むべく、GOJEK(ゴジェック)(本社:インドネシア ジャカルタ)に出資し、3社で共同プロジェクトを協議するパートナーシップに関する覚書を締結した。今後、ゴジェックのプラットフォームを活用して、新たなモビリティサービスを検討していく。

 インドネシア発となるゴジェックは、配車サービスを手掛けるだけでなく、輸送やフードデリバリー、買い物代行など、毎日のニーズに応えるさまざまなサービスをアプリを通じて提供。三菱自動車と三菱商事が自動車事業で強みを持つインドネシアを中心に、東南アジアで事業を急拡大している。

 今回の出資を受け、ゴジェックグループ 社長 Andre Soelistyo氏は、「三菱自動車と三菱商事はこれまで世界中のお客さまに、長年、信頼性と品質の高い製品、サービス、技術を提供してきており、両社との提携を誇りに思います。新たな技術を通じて東南アジアの人々の日常生活を向上させるという当社のビジョンに両社に共感いただいたことを嬉しく思います」とコメント。

 三菱自動車の益子修会長は、「インドネシアを代表するスタートアップ企業であるゴジェックとパートナーシップを結べたことを大変嬉しく思います。長い歴史やブランド力を持つ三菱の自動車事業と、新しい価値観を持つ若い世代が経営するゴジェックのビジネスポテンシャルを掛け合わせることで、両社Win-Winの大きなシナジーを生み、東南アジアで新たなモビリティサービスを実現することが楽しみです。また当社にとって、東南アジアで急速に普及しているモビリティサービスのノウハウの蓄積、市場参入の機会を得ることは、今後の成長に資すると確信しています。長年のパートナーである三菱商事とも引き続き協働して東南アジアでの事業拡大に取り組んでいきます」とコメントした。

 三菱自動車は、東南アジアの地域社会の発展とともに50年以上事業を継続。新たな価値の創出・提供により、今後も同地域に貢献していくとした。