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GM、右ハンドル車の新型「コルベット」を日本導入へ
OTA方式でアップデートする新世代の車載デジタルプラットフォーム採用
2019年7月19日 17:00
- 2019年7月19日 発表
ゼネラルモーターズ・ジャパンは7月19日、米国で世界初披露されたシボレーの新型「コルベット」について、コルベット初の右ハンドル車を日本市場に導入予定であると発表した。
8世代目となった新型コルベットは、ボディサイズが4630×1934×1234mm(全長×全幅×全高)。ホイールベースは2722mm。重量は1530kg。ミッドシップエンジンを採用しており、フロントフードとエンジンの後方にトランクスペースを設ける。このデュアルトランクにより約357Lの荷室容量を確保し、旅行の荷物や2セット分のゴルフクラブを収納可能という。
ミッドシップに搭載されるV型8気筒 6.2リッター直噴エンジンは、最高出力369kW(495HP)/6450rpm、最大トルク637Nm/5150rpmを発生する。パワートレーンを低い位置に搭載することで低重心化を図り、ハンドリングを向上させた。
また、旋回性能が大幅に向上したことから、1Gを超える加速度に対応するためドライサンプ潤滑システムを採用。これにより本格的なサーキット走行中にエンジン内のオイル循環を維持し、パフォーマンスの低下を防ぐ。
トランスミッションの8速DCTは、専用DCTによる素早いシフトチェンジを生かせるように、新型V8エンジンのトルクカーブを最適化。また、DCTの1速ギヤ比をきわめて低く設定してトラクションを高め、素早い発進加速を可能にするとともに、2速から6速まではクロスレシオ設定としてサーキット走行においてエンジンのパワーピークを維持しやすいようにした。7速と8速は高めのギヤ比に設定して、ゆったりとした長距離走行を可能にしつつ燃費の向上を図った。
ドライバーモードの選択肢は4つから6つに拡大。「Weather」「Tour」「Sport」「Track」といった4モードに、2つの新しいモードとして「マイモード」「Zモード」を追加。Zモードでは、ドライバーがエンジンとトランスミッションの調整を行なうことも可能にした。
新型コルベットではGMの新世代の車載デジタルプラットフォームを採用。OTA(オーバー・ジ・エアー)方式のアップデートと強化されたサイバーセキュリティ対策を通じて、車両の継続的な改善を可能にするという。
新型コルベットは、米国 ケンタッキー州にあるGMのボウリンググリーン工場で2019年下旬から生産開始。追加の価格設定やパッケージング情報については、発売開始近くに発表予定。