ニュース

グッドイヤー、レクサス EVコンセプト採用タイヤなど「東京モーターショー 2019」出展概要

“空飛ぶ自動車”用に設計したコンセプトタイヤの日本初公開も

2019年10月16日 発表

東京モーターショー 2019のグッドイヤーブースイメージ

 日本グッドイヤーは10月16日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「第46回 東京モーターショー 2019」(一般公開日:10月25日~11月4日)の出展概要を発表。

 今回のグッドイヤーブースは、「“Freedom to Move”-モビリティの未来はもっと自由だ-」をテーマに、多様なモビリティの社会への新たな取り組みを未来に向けたコンセプトタイヤの展示などを通じて紹介する。

 具体的には、東京モーターショー 2019でレクサス(トヨタ自動車)が発表するEV(電気自動車)コンセプトカーが装着するコンセプトタイヤを世界初公開。このタイヤはグッドイヤーが持つ空気力学の技術力を駆使して開発したトレッドデザイン&タイヤの断面形状を採用しており、車体側のトレッド部分に採用したビロード状の微細な毛で覆われたフクロウの羽のような先進的フィンが効果的な空気の流れを作り、EVモーターを冷却するというギミックを持つという。

 また、2019年のジュネーブモーターショーで発表された、未来を想像した空飛ぶ自動車用に設計されたコンセプトタイヤ「Goodyear Aero(グッドイヤー エアロ)」を日本初公開。地上を走行するためのタイヤとしても、空を飛ぶためのプロペラとしても機能するとしており、タイヤのセンサーから受け取る情報と、車両間および車両とインフラ間で伝達される情報を組み合わせるAIプロセッサーを搭載することが特徴という。

未来を想像した空飛ぶ自動車用に設計されたコンセプトタイヤ「Goodyear Aero」

 加えて2018年のジュネーブモーターショーで公開した、サイドウォール内に苔を生息させるコンセプトタイヤ「Goodyear Oxygene(グッドイヤー オキシジェン)」も日本初公開する。独自のトレッドを通して路面から水分を吸収するととともに、空気中のCO2を取り込み、サイドウォールに生息させた苔の光合成を促すことで酸素を放出するというユニークなタイヤとなる。

サイドウォール内に苔を生息させるコンセプトタイヤ「Goodyear Oxygene」