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スバル、「フォレスター」「XV」計8万1343台分のリコール。コイルスプリングなど2件の不具合

2019年11月28日 発表

リアコイルスプリングの不具合

 スバルは11月28日、リアコイルスプリング、ブローバイガス還元装置といった2件の不具合があるとして「フォレスター」「XV」の計8万1343台分のリコールを国土交通省に届け出た。

リアコイルスプリングの不具合で計6万6910台リコール

リアコイルスプリングの不具合

 リアコイルスプリングの不具合は、リアサスペンションのコイルスプリングの鋼材と塗装仕様の組み合わせが不適切なため、コイルスプリング下部とショックアブソーバーのスプリングシート部に石などが噛みこんで塗膜が損傷すると、コイルスプリングが腐食することがある。そのため、腐食が進行し、最悪の場合、コイルスプリングが折損するおそれがある。

 改善措置として、全車両のリアコイルスプリングを点検して該当するものはリアコイルスプリングを対策品に交換する。不具合件数は374件で事故は発生していない。対象車両は「フォレスター」1車種で、製作期間は2013年3月25日~2015年10月20日。

ブローバイガス還元装置の不具合で計1万4433台リコール

ブローバイガス還元装置の不具合

 ブローバイガス還元装置の不具合は、ブローバイガス還元装置のPCVバルブの材質が不適切なため、クランクケース接続部の耐久性が不足しているものがある。そのため、当該接続部の破損により燃焼室にエンジンオイルが浸入し燃焼、マフラーから多量の白煙が発生して、最悪の場合、走行中にエンジンが停止するおそれがある。

 改善措置として全車両のPCVバルブを対策品に交換する。不具合件数は1件で事故は発生していない。対象車両は「フォレスター」「XV」の2車種で、製作期間は2018年7月3日~10月22日。