ホンダ、2輪車世界生産が累計4億台に。1949年以来70年目で達成

1949年 ドリーム D型（本格的な2輪車の第1号モデル 生産国:日本）

　本田技研工業は12月19日、2輪車の世界生産累計が12月初旬に4億台を達成したと発表した。1949年に「ドリーム D型」で2輪車の量産を開始して以来、70年目での達成になった。

　ホンダは1948年に創業し、1963年には初の海外生産拠点となったベルギーでも2輪車の生産を開始。以来「需要のあるところで生産する」という基本理念に基づき、世界各地で事業を展開してきた。

2019年 CBR1000RR-R FIREBLADE SP（生産国:日本）

　現在では21か国35拠点で、50ccクラスのコミューターから1800ccクラスの大型モデルまで幅広く2輪車を生産。その結果、1997年に生産累計1億台を達成し、2014年には3億台を達成。2018年には、年間生産台数で初めて2000万台を超えるなど、アジア諸国を中心に高い支持を得ているという。

2018年度（2018年4月〜2019年3月）の地域別生産台数と割合

　今後も需要の高まりに対応できる開発・生産体制を構築して、2030年ビジョンのスローガン「すべての人に、“生活の可能性が拡がる喜び”を提供する」の実現に向けて取り組んでいくとしている。

　本田技研工業 代表取締役社長 八郷隆弘氏は「ホンダは、世界中のお客さまに、生活をより便利に楽しくできる2輪車を70年にわたり提供してまいりました。その結果として、4億台を達成することができました。お客さまをはじめ、開発から製造、そして販売やサービスに携わったすべての皆さまにお礼申し上げます。今後も、世界各地のお客さまのニーズや夢に応えられる魅力ある製品の提供に全力を尽くします」とコメントしている。