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ピレリ、2021年のWRC(世界ラリー選手権)用のタイヤ開発を開始

オーストリアの2020 GP アイスレースにてWRC用タイヤサイズの一部を公表

2020年1月31日(現地時間)発表

 ピレリは、2月1日~2日(現地時間)にオーストリアのツェル・アム・ゼーで開催された「2020 GP アイスレース(2020 GP Ice Race)」にて、単独タイヤサプライヤーとして2021年WRC(世界ラリー選手権)へ供給するタイヤサイズの一部を発表した。

 ツェル・アム・ゼーでは、ラリー黄金時代のクラシックカーとともに、モダンカーやヒストリックカーが登場。ここで展示されたスウェーデン仕様の「Sottozero Ice J1タイヤ(サイズ205/65R15)」が、次のシーズンよりWRCカーに装着されることを公表した。

 2020 GP アイスレースでは、参加しているヒストリックカーおよびモダンカーに対して、7mmのスパイクが埋め込まれた「Sottozero Iceタイヤ」と、2mmのスパイクが埋め込まれた「Sottozero Snowタイヤ」を供給。頑丈なブロックと先端がタングステンのスパイクが埋め込まれたトレッドパターンを特徴としており、雪や氷の表面での最適なトラクション、ハンドリングおよびパフォーマンスを確保するという。