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スズキ「ワゴンR」「ハスラー」、日産「モコ」、マツダ「フレア」など計96万9800台リコール。クランクプーリに不具合

2020年6月18日 発表

改善箇所説明図

 スズキは6月18日、原動機(クランクプーリ)に不具合があるとして、スズキ「アルト」「ワゴンR」「MRワゴン」「スペーシア」「ハスラー」、日産自動車「モコ」、マツダ「キャロル」「フレア」「フレア ワゴン」「フレア クロスオーバー」の10車種、計96万9800台のリコールを国土交通省に届け出た。対象車両の製作期間は2012年8月21日~2016年2月3日。

 リコール内容は、エネチャージ仕様車のクランクプーリボルトにおいて、ねじ谷底の形状が不適切なため、耐久性が不足しているものがある。そのため、締めつけ軸力が低い場合にクランクプーリボルトが折損してガタが生じ、クランクシャフト位相角度を正しく検出できず、適切なエンジン制御ができなくなり、エンストに至るおそれがある。

 改善措置として、全車両、クランクプーリボルトを良品に交換する。また、プーリなどに損傷がある場合には、損傷のある部品を新品に交換したうえで、クランクプーリボルトを良品に交換する。

 不具合の発見は市場からの情報によるもので、不具合件数は344件、事故は発生していない。

基準不適合発生個所