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スズキ「ワゴンR」、日産「モコ」、マツダ「フレア」など計61万496台リコール。コイルスプリングに不具合

2020年6月18日 発表

改善箇所説明図

 スズキは6月18日、フロントコイルスプリングに不具合があるとして、スズキ「ワゴンR」「スペーシア」「アルト ラパン」「MRワゴン」、日産自動車「モコ」、マツダ「フレア」「フレア ワゴン」の7車種、計61万496台のリコールを国土交通省に届け出た。対象車両の製作期間は2013年3月28日~2015年12月25日。

 リコール内容は、フロントサスペンションにおいて、コイルスプリングの鋼材に対する塗料の密着性が不足しているため、砂や小石を噛み込んだ場合に塗膜が剥がれやすく、腐食が早期に進行するものがある。そのため、そのまま使用を続けるとコイルスプリングが折損し、最悪の場合、タイヤと接触することでパンクして走行不能となるおそれがある。

 改善措置として、全車両のフロントコイルスプリングを対策品に交換する。

 不具合の発見は市場からの情報によるもので、不具合件数は460件、事故は発生していない。

基準不適合発生個所