日産と中国Sunwoda、「e-POWER」用次世代型バッテリーの共同開発を検討開始

Sunwoda Electric Vehicle Battery社屋

　日産自動車は6月19日、中国のSunwoda Electric Vehicle Batteryとe-POWER車両に搭載する次世代型バッテリーの共同開発について検討を開始することで合意したと発表した。両社は共同開発した車載用バッテリーの安定供給に向け、効率的な生産技術の開発についても検討を行なうとのこと。今後、両社は具体的な共同開発の内容と条件を協議の上、2020年末までの最終合意を目指すという。

　日産は現在、EV（電気自動車）とe-POWERを柱とした車両の電動化を積極的に推進しており、e-POWERについては今後、グローバル市場のB、Cセグメントに投入していくと発表。2023年度までに年間100万台以上の電動化技術搭載車の販売を見込んでいる。

　Sunwodaは主に一般家電向けや車載用リチウムイオンバッテリーでグローバルに高い実績があり、定評ある技術力を活用して日産のe-POWER戦略に貢献することが期待されているとのこと。

　今後、両社は日産が持つ電動車両や車載用バッテリーを開発する技術やノウハウと、Sunwodaの次世代バッテリー開発の技術と生産能力を掛け合わせることで競争力をさらに強化するとともに、中国市場とグローバル市場における今後のビジネスチャンス拡大を見据えた安定供給体制の確立についても共同で検討していくとしている。