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レクサス「RX300」「RX450h」「LC500h」約9300台の近接排気騒音値に誤り

諸元値が誤って申請され交通安全環境研究所の確認漏れ

2020年7月7日 発表

写真はレクサス「RX300」

 国土交通省は7月7日、トヨタ自動車のレクサス「RX300」「RX450h」「LC500h」の4型式、約9300台に関して、諸元や車検証(自動車検査証)の備考欄に記載されている近接排気騒音値に誤りが判明したと発表した。

 車検証の備考欄にある「近接排気騒音値」は、停車状態で一定の原動機回転速度に空吹かしした際の騒音値で、車検(継続検査)時に自動車検査官等が必要に応じて参照する数値。

 当該車両については騒音基準を満たすものの、諸元を修正するとともに、次回車検の際等に、訂正後の数値が記載された車検証を交付するとしている。

 近接排気騒音値の誤りが発生した原因については、型式指定の申請の際、申請者のトヨタから近接排気騒音の諸元値が誤って申請されたことと、交通安全環境研究所の確認漏れがあったことによるもの。

 近接排気騒音値については、交通安全環境研究所にて確認された諸元値を車検証備考欄に記載しており、同省では再発防止策として自動車局審査・リコール課から交通安全環境研究所に対して、諸元値の確認を徹底するよう指示した。

 車検証の訂正については、次回車検の際に訂正後の数値が記載された車検証を交付する。なお、次回車検までに車検証を変更する場合については、取扱い販売店に相談してほしいとのこと。

騒音値の訂正内容

レクサス「RX300」(DBA-AGL20W):約4900台(正:75dB、誤:73dB)
レクサス「RX300」(DBA-AGL25W):約1400台(正:75dB、誤:73dB)
レクサス「RX450h」(DAA-GYL20W):約2900台(正:72dB、誤:73dB)
レクサス「LC500h」(6AA-GWZ100):約50台(正:75dB、誤:73dB)

 詳細な台数については現在精査中として、レクサスの公式Webサイトを確認するようアナウンスしている。