ニュース

アストンマーティンが「007」のボンドカーを再現。「DB5 ゴールドフィンガー・コンティニュエーション」完成第1号車公開

リア・スモーク発生装置、回転式トリプル・ナンバープレートなど“ゴールドフィンガー”専用アイテムを装備

2020年7月6日(現地時間) 公開

Aston Martin DB5 Goldfinger Continuation

 アストンマーティンは7月6日(現地時間)、「DB5 ゴールドフィンガー・コンティニュエーション」の完成第1号車を公開した。同モデルは、1964年に公開された映画「007 ゴールドフィンガー」に登場したジェームズ・ボンドのボンドカーを、車両に搭載された特殊装備とともに忠実に再現したモデル。限定25台が販売され、価格は275万ポンド。

 すべての車両は映画007シリーズに取り組んできた特殊効果監督のクリス・コーボールド氏と共同で開発した最先端の専用アイテムを装備。ボンドカーへの改造や強化も含めて、映画に登場する「DB5」を細部に至るまで忠実に再現したという。

 DB5 ゴールドフィンガー・コンティニュエーションに搭載される特殊装備のアイテムは以下の通り。

外装(エクスエリア)

アストンマーティン「DB5 ゴールドフィンガー・コンティニュエーション」完成第1号車

・リア・スモーク発生装置
・リア・オイル散布装置(模擬)
・フロント&リアの回転式トリプル・ナンバープレート
・フロント・ツインマシンガン(模擬)
・防弾リアシールド
・フロント&リアの伸縮式バンパー
・タイヤ・スラッシャー(模擬)
・脱着式助手席ルーフパネル(オプション)

リア・スモーク発生装置
リア・オイル散布装置(模擬)
フロントの回転式トリプル・ナンバープレート
リアの回転式トリプル・ナンバープレート
フロント・ツインマシンガン(模擬)
防弾リアシールド
フロント&リアの伸縮式バンパー
タイヤ・スラッシャー(模擬)
脱着式助手席ルーフパネル(オプション)

内装(インテリア)

・レーダー追跡装置(模擬)
・運転席ドアに設置された電話
・シフトレバーの脱出用ボタン
・アームレストとセンターコンソールに設置された各種スイッチ類
・シート下の武器格納トレイ
・さまざまな秘密兵器を作動させるためのリモコン

レーダー追跡装置(模擬)
運転席ドアに設置された電話
シフトレバーの脱出用ボタン
アームレストに設置された各種スイッチ類
さまざまな秘密兵器を作動させるためのリモコン

 ボディカラーは1種類で、オリジナルと同じ「シルバー・バーチ・ペイント」を採用。同モデルは、当時の製造工程がそのまま採用され、軟鋼シャシー構造をベースにして、DB5スタイルのアルミニウム製エクステリア・ボディパネルを装着する。

 ボンネットの下には、6本のプラグヘッド、3器のSUキャブレター、オイルクーラーを備えた最高出力290BHPを発生する自然吸気の直列6気筒 4.0リッターエンジンを搭載。トランスミッションは、ZF製5速MTが組み合わされ、機械式のリミテッドスリップ・デファレンシャルも装備。駆動方式は2WD(FR)。

 1台の車両を生産するために必要な時間は約4500時間。バッキンガムシャーのニューポート・パグネルにあるアストンマーティンのヘリテージ部門本社、アストンマーティン・ワークスで製作される。