マツダ、新型「ボンゴバン」「ボンゴトラック」。全面改良モデル発表

マツダ ボンゴバンDX（4WD車）

　マツダは7月17日、全面改良した小型商用車の新型「ボンゴバン」「ボンゴトラック」を発表した。同日から予約受付を開始して9月11日に発売する。価格は。ボンゴバンが182万2700円～235万700円、ボンゴトラックが168万800円～213万2900円。

　ボンゴシリーズは、1966年の初代ボンゴバン発売以降、2020年5月までに累計で約210万台以上生産されたマツダの小型商用車。全面改良された新型モデルでは、ダイハツ工業が製造事業者となった。

　新型ボンゴバンとボンゴトラックは、コンパクトな車両寸法による街中での扱いやすさと毎日の仕事に使いやすい積載性という特長に加えて、先進安全技術を全車標準装備。経済産業省や国土交通省などが普及啓発を推進する「安全運転サポート車」の「サポカーS・ワイド」に、全車が該当する。

　また、燃費性能も向上させ、全車で「平成30年排出ガス規制50％低減レベル」を達成するとともに「平成27年度燃費性能25％以上達成」。全車で環境性能割は非課税、重量税は免税となるなど経済性を高めた。

新型「ボンゴバン」「ボンゴトラック」の主な特長

マツダ ボンゴバンDX（4WD車）

マツダ ボンゴバンDX（4WD車）

マツダ ボンゴトラックDX（4WD車）

マツダ ボンゴトラックDX（4WD車）

　ボンゴバン、ボンゴトラック共通の特長は、小型商用車4ナンバー枠の車両寸法に最小回転半径を4.9mとし、市街地などでの取りまわしのよさを実現。衝突回避支援ブレーキ機能や駐車場などでの急発進を抑制する誤発進抑制機能などをパッケージとした衝突回避支援システム「スマートアシスト」を、全車に標準装備した。

　新開発の直列4気筒1.5リッターガソリンエンジンを搭載。WLTCモード燃費値でボンゴバンで11.4km/L～12.6km/L、ボンゴトラックで11.3km/L～12.9km/Lという燃費性能に加えて、停車と発進の多い市街地では豊かなトルクを発揮し、高速走行時には軽快に加速するなど、長時間の運転でも快適な、ゆとりある走りを実現させたという。

　使いやすさの部分では、バン、トラックともに荷室床面の地上高を低く設計し、荷物の積み降ろしに掛かる身体の負荷を軽減。低いステップ高により、スムーズな乗り降りが可能。またフラットで広い足元スペースとインパネセンターシフトの採用により、運転席と助手席の間におけるスムーズな移動や乗り降りを可能としている。