TOYOTA GAZOO Racing、2021年から「Yaris Cup」開催。「Netz Cup Vitz Race」は通算400戦達成

2021年からワンメイクレースが始まるヤリス

　TOYOTA GAZOO Racing（TGR）は、2020年8月2日に開催される北海道シリーズ第2戦（十勝スピードウェイ）が、TGR Netz Cup Vitz Raceとして2000年のシリーズ開始から通算400戦目の開催となることを発表した。また、併せて、2021年よりシーズン開始となる新しいワンメイクレースシリーズ「TGR Yaris Cup」の開催を発表した。

　2000年に日本初のJAF公認ナンバー付車両によるワンメイクレースとしてはじまったVitz Raceは、2014年の富士スピードウェイ大会で通算300戦を迎え、それから約6年を経て、今回の北海道シリーズ第2戦にて、ついに記念すべき通算400戦を達成した。これまでに参加した台数は延べ1万6000台以上。

　そして、Vitz Raceのコンセプトを引き継ぎ、新型YARISをベースにしたナンバー付き車両で腕を競い合う新たなワンメイクレースシリーズとなるYaris Cupが2021年から開始となる。

2014年のTGR Netz Cup Vitz Race通算300回の記念撮影

　また、2021年以降も引き続きVitzが活躍できる場を提供するために、全国の各サーキットと協力しながら、サーキットが主体となった大会開催の準備を進めているという。こちらの詳細は、後日各サーキットから発表される。

　TOYOTA GAZOO Racingは、ワンメイクレースの開催を通じて「クルマを操る」「クルマで走りを楽しむ」といったクルマ本来の魅力を楽しめる場を提供し続けると共に、日本のモータースポーツ文化の醸成に向けた支援をさらに充実させるとしている。

Vitz Race 通算400戦目 概要

大会：TGR Netz Cup Vitz Race 北海道シリーズ 第2戦（北海道クラブマンカップ）
場所：十勝スピードウェイ（北海道）
日程：8月2日（日）予選・決勝
※決勝レース前にセレモニーを実施予定

【新】Yaris Cup 概要

シーズン開始：2021年6月頃
今後のスケジュール：
2020年12月　暫定レーススケジュール／暫定レギュレーション発表
2021年 2月　年間登録（レーシングパスポート）申請受付開始
2021年 4月　シリーズ開幕戦受付開始

各サーキット主催のVitzが参加できるレース

　各サーキット主催のレースとして、2021年シーズンからの開催に向け準備中。参加車両・レースルールなどのレギュレーションは、現在のVitz Race同様となる予定。