ニュース

TOYOTA GAZOO Racing、配信設備を備えるオンラインスタジオ「e-Motorsports Studio supported by TGR」開設

レーシングドライバーが「グランツーリスモSPORT」の配信を通じてモータースポーツの魅力を発信

2020年4月17日 開設

「グランツーリスモSPORT」に対応したレーシングシミュレーターとネットワークを備えるオンラインスタジオ「e-Motorsports Studio supported by TGR」を開設

 TOYOTA GAZOO Racing(トヨタ自動車)は、モータースポーツイベントの中止・延期が相次ぐ中、トヨタが所有する事業所内に「e-Motorsports Studio supported by TGR(以下、e-Motorsports Studio)」を4月17日に開設する。

 e-Motorsports Studioは、PlayStation4用ソフトウェア「グランツーリスモSPORT」に対応したレーシングシミュレーターとネットワーク環境を配備し、国内外トップクラスのレーシングドライバーに活用してもらうためのオンラインスタジオ。従来のモータースポーツでは見ることのできない、メーカーやレースカテゴリー、さらにはリアルとバーチャルの枠を超えたe-Motorsportsならではのコンテンツをここから発信していくという。

 なお、この施設はレーシングドライバーの集会や一般の来場、参加を目的とするものではないとしている。

 e-Motorsports Studioの活用方法としては「レーシングドライバー同士でのオンラインレースを開催し、その様子をYouTubeチャンネルなどで中継」「グランツーリスモSPORTのトッププレイヤーによるオンラインレッスンの配信」「『GTチャンピオンシップ』『GR Supra GT CUP』などのグランツーリスモSPORT公式レースへ参戦、その様子を放映」「ル・マン24時間レースの当初開催日にTOYOTA GAZOO Racing WECドライバー6名がオンライン上で参戦する『TS050 Hybrid ワンメークレース(仮称)』の開催、放映」といった、レーシングドライバー各々が企画したe-Motorsports大会を通じて、世界中のドライバーやファンと自由に繋がることが可能となるという。

 この企画は「このような時だからこそ、1人でも多くのファンの方にモータースポーツの魅力を届けたい」というレーシングドライバーたちの想いを受けて実現。モータースポーツに触れたことのない人にとっても、新たなエンターテインメントの1つとして発展できるよう取り組んでいくとしている。

SUPER GTやスーパーフォーミュラといった国内のレースだけでなく、ル・マン24時間レースやWRCといった海外レースも中止や延期が相次いでいる

e-Motorsports Studio supported by TGR」概要

名称:e-Motorsports Studio supported by TGR
開設期間:2020年4月17日(金)~(※終了時期未定)
場所:トヨタが所有する事業所内

使用環境(無料)

・グランツーリスモSPORT用レーシングシミュレーター4台
・4台でのオフライン対戦および「ロビー機能」を活用したネットワーク対戦(最大16人)が可能
・レースオペレーター(ゲーム設定、ネットワーク接続、配信など)
・TGR YouTubeチャンネルでの中継・配信
※実況・解説の手配、映像の事後編集などは、企画と合わせて相談

使用条件

①下記に該当するメンバーが1名以上いること、もしくはオンライン上で参加すること
・A:レーシングドライバー(国際Cライセンス以上の所有者もしくはJAF全日本格式競技の参戦経験者)
・B:グランツーリスモSPORTトッププレイヤー(「FIA グランツーリスモ チャンピオンシップ」2018年、2019年ワールドツアー出場者)
※上記メンバーを起用したメディア各社の企画としても使用可

②同社が定める新型コロナウイルスへの対策を実施・徹底すること
・使用14日前からのドライバー/スタッフ全員の健康状態の管理(チェックリストの提出)
・入退場時の手洗い、うがい、検温の徹底(37.5℃以上ある人の入場不可)
・ドライバー以外のスタッフ全員のマスク着用など

予約方法

「e-Motorsports Studio」運営事務局宛に

①「法人名(※)」(※スタジオは法人のみの受け付け)
②「担当者名」
③「連絡先」
④「希望利用日時」
⑤「企画概要および出演ドライバー名」

を明記の上、メールにて申し込み(連絡先についてはニュースリリースを参照)