ニュース

アクロニス、TOYOTA GAZOO Racing WECチームのオフィシャルAIパートナーに

AI/MLソリューションの設計を行ない、チームのパフォーマンスを最大化できるよう支援

2020年5月14日(現地時間)発表

アクロニスとTOYOTA GAZOO Racing WECチームがテクノロジーパートナーシップを締結

 デジタルデータのバックアップソリューションを提供しているアクロニスは5月14日(現地時間)、TOYOTA GAZOO Racing WECチームと新たにテクノロジーパートナーシップを締結し、同チームのオフィシャルAIパートナーとなったことを発表した。アクロニスとしては、TOYOTA GAZOO Racing WECチームがレース場内外で集積したデータを最大限に活用できるようAI(人工知能)/ML(機械学習)ソリューションの設計を行ない、チームのパフォーマンスを最大化できるよう支援するとのこと。

 このパートナーシップ締結により、TOYOTA GAZOO Racing WECチームはAIとMLにおけるアクロニスの専門性を活用し、膨大な量のレースのデータを処理して車両の開発に生かしていく。また、アクロニスは風洞装置により得られるビッグデータ解析の側面においても支援を行ない、同チームのレーシングカーラインアップにおける空気力学プロジェクトの推進を加速させていくという。

 今回の発表について、アクロニスの創設者でCEOのセルゲイ・ベロウゾフ氏は「アクロニスは今後も、テクノロジーの分野で#CyberFitという基準を確立していきます。最先端のAI/ML開発によって強化された当社のテクノロジーは、モータースポーツチームにおける、あらゆる環境下のデータやアプリケーション、システムの保護に最適です。TOYOTA GAZOO Racingのオフィシャルチームパートナーとなったことを大変な名誉であると思うと同時に、チームとのパートナーシップが素晴らしいものになることを期待しています」とコメント。

 また、TOYOTA GAZOO Racing Europeのマネージングディレクターであるロブ・ルーペン氏は「WECにおいてアクロニスが、TOYOTA GAZOO Racingのチームメンバーとなることを非常に嬉しく思います。モータースポーツは性能がすべてです。アクロニスとTOYOTA GAZOO Racingチームとのパートナーシップに基づき、アクロニスのAI/MLソリューションが導入され、チームのレーシング車両の開発強化に力を貸していただくことを期待します。このパートナーシップにより、われわれが今まで待ち望んでいた強い味方を得ることができるのです。アクロニスと共に、素晴らしい1年を築いていくことを楽しみにしています」と述べている。