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テスラ、日本で稼働している家庭用蓄電池「Powerwall」の動画を初公開

4人世帯が消費する約1日分の電気を蓄電可能

2020年8月25日 発表

99万円

実際にパワーウォールを利用している家庭

 テスラモーターズ ジャパンは8月25日、2020年春から日本でも設置が始まっているテスラ家庭用蓄電池「Powerwall(パワーウォール)」が稼働している様子を収めた動画を専用サイトで公開した。日本で稼働するPowerwallを公開するのは今回が初めてのこと。

 公開された動画では、Powerwallを設置したユーザーのインタビューを交えつつ、実際に日本で稼働しているPowerwallの様子を、日本の自然の美しさも含めて紹介している。

 今回公開された2本の動画のうち、「クリーンエネルギーによる持続可能な暮らし」編では、太陽光発電システムとPowerwall、「モデル S」がもたらすクリーンエネルギーによる持続可能な日本の暮らしを、「Tesla Powerwallが生み出す安全性と利便性」編では、停電への備えと電気料金削減をPowerwallが支える東京の暮らしを伝えている。

ビデオ1:クリーンエネルギーによる持続可能な暮らし 編
ビデオ2:Tesla Powerwallが生み出す安全性と利便性 編

Powerwall製品概要

Powerwall本体

 Powerwallは13.5kWhの蓄電容量の家庭用蓄電池で、4人世帯が消費する約1日分の電気を蓄電することが可能。また、太陽光発電システムと連携することで、太陽光発電により発電した電気の自家消費を拡大することもできる。

 台風や地震などによる停電の際には、Powerwallからの電気の供給に自動で切り替わり、暗闇で設定変更などをする必要がなく、安心して過ごせる。また、Powerwallは分電盤全体をまるごとバックアップできるため、停電時にも家中のコンセントを普段通りに使えるという。

 Powerwallの出力は5kWと高く、電子レンジやドライヤーなど高出力が必要な家電製品も利用可能。さらに、エアコンやIH調理器などの200V機器も利用できる。また、専用アプリ「Tesla app」を使えば、どこからでも、Powerwallや太陽光発電システムの稼働状況、家庭内の電気の使用状況などをモニターできるだけでなく、運転モードの設定の変更も可能となる。

Tesla アプリを使うには、エナジー製品の設置が完了し、インターネットに接続されている必要がある
製品仕様

蓄電容量:13.5kwh
最高出力:5kW(連続運転)/7kW(ピーク)
放電深度:100%
充放電効率:90%
動作温度:-20~50℃
寸法:1150×755×155mm(全高×全幅×奥行)
重量:114kg
拡張:10台
保証:10年
設置方式:床置き/壁掛け(※日本は床置きを推奨)
価格(Powerwall本体+Backup Gateway):99万円(税別)