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テスラ、“東京の新拠点”「テスラ サービスセンター 東京ベイ」5月10日オープン
東京都江東区の「A PIT AUTOBACS SHINONOME」に隣接する形で完成
2019年5月9日 16:40
- 2019年5月10日 オープン
テスラモーターズ ジャパンは、「テスラサービスセンター東京ベイ」(東京都江東区東雲)を5月10日にオープンする。テスラ直営のサービス拠点としては横浜、名古屋、大阪に続く4拠点目だ。
このサービスセンターは、2018年11月に「スーパーオートバックス東京ベイ東雲」をリニューアルした「A PIT AUTOBACS SHINONOME」に隣接しており、整備中の待ち時間には同店の書店やカフェも利用することができる。また、夏ごろを目途に、テスラ専用の超急速充電器「テスラスーパーチャージャー」が複数台設置される予定なので、今後はサービスセンターだけでなく、試乗会やイベントの拠点としても活用が予定されている。
直近としては、5月10日~12日まで「モデル3」が展示され、5月25日~26日にはオープン記念として「モデルS」と「モデルX」の試乗会(予約制)も開催される。
5月9日、テスラサービスセンター東京ベイのオープンに先駆けて内覧会が開かれた。
テスラサービスセンター東京ベイ概要
所在地:東京都江東区東雲2-7-20
営業時間:10時~18時30分
定休日:日曜日、月曜日
アフターサービス:0120-975-214
軽整備をメインに、車検も対応
テスラサービスセンター東京ベイの役割について、テスラモーターズ ジャパン サービスマネージャーの橋詰洋祐氏は「軽整備、点検、車検をメインに行ないます」と説明する。現在、関東近郊では横浜にサービス拠点が存在するのみであったが、「重整備は横浜で行ない、東京ベイはすぐに終わる作業をメインに、月200台を目標にメカニック3人体制で臨みます」という。また、車検に関しても隣接するA PIT AUTOBACS SHINONOMEが指定工場(民間車検場)なので、そこで行なわれるとのこと。これまでテスラの車検は若干時間がかかっていたようだが、これからは当日返車や翌日返車ができるようになる予定という。
テスラでいう重整備とは、バッテリーを外したり、モーター交換したりすることなどを指し、軽整備は簡単なパーツ交換やタイヤ交換と位置付けており、重整備は横浜、軽整備は東京ベイと区分けしているのは先に述べたとおりだ。
では、そういった判断をどのようにして行なうのか。橋詰氏は「何か気になることが起きた場合、テスラのカスタマーサポートに連絡をしていただきます。テスラ車はそこで一次診断ができるのです。具体的な症状などをうかがいながら車両情報をお教えいただくことで、オペレーターがその車両に接続して、車両の症状、例えばメーター上に表示された警告などを見ることもできるのです。これは、テスラのすべての車両が3GあるいはLTEに繋がっているからです」と説明。そこでオペレーターが遠隔操作で修理するなどの対応ができるという。
遠隔操作での修理ができない場合は、モバイルサービス(サービスカー)が現地に向かう、あるいは整備の程度を判断し、どのように対応するかが決定されるのだ。橋詰氏によると、「修理の半分以上は遠隔、あるいはモバイルサービスで完了する事象がほとんどです」とのことだった。
いずれにせよ、テスラユーザーは都内、港区周辺が非常に多いことから、新しくできたテスラサービスセンター東京ベイはそのユーザーにとってより便利、かつ安心した体制が整ったことになる。