ニュース

ジープ「ラングラー」計6971台を改善対策 前面衝突警報システムの不具合で急制動のおそれ 3件の事故発生

不具合件数49件

2020年9月4日 発表

改善箇所説明図

 FCAジャパンは9月4日、前面衝突警報システムの不具合で、衝突の可能性がないにもかかわらず急制動がかかるおそれがあるとして、ジープ「ラングラー」「ラングラー・アンリミテッド」の2車種、計6971台の改善対策を国土交通省に届け出た。不具合件数は49件で、事故が3件(軽傷1件)発生している。

 不具合は、前面衝突警報システム(FCW)において、仕様上、前方の障害物などに対してセンサーが過敏に反応することがある。そのため、衝突の可能性がないにもかかわらず障害物との接近を知らせる警報音が鳴り、衝突被害軽減ブレーキが作動して急制動がかかるおそれがある。

 改善措置として、全車両のドライバーズアシスタンスシステムモジュール(DASM)の制御プログラムを書き換えて機能を改良するとともに、改良される機能に関わる取扱説明書の追補を配布する。

 対象車両の輸入期間は、2019年3月16日~2020年8月22日。