アップル「iPhone 12」発表 Belkinの「MagSafe」対応車載マウント公開

Belkinが準備をすすめるMagSafe対応車載マウント

　アップルが10月13日（現地時間）に発表した「iPhone 12」シリーズ4機種には、マグネットとワイヤレス充電機能を組み合わせた「MagSafe」が採用された。アップルによる発表イベントでは、BelkinがMagSafe対応アクセサリとして車載マウントの準備を進めていることが明らかにされた。

　アップルのイベントで公開されたBelkinの車載マウントは、エアコンの送風口に取り付けるタイプで、iPhoneの画面を垂直にして装着する仕様となっている。このことからMagSafeはiPhoneの自重で落ちない程度の磁力を持つことが確認できる。

　同時に公開されたMagSafe充電器は、最大15Wの電力を供給し、既存のQi対応デバイスにも適合。iPhone 12シリーズでは、MagSafeのマグネットを利用して、iPhoneの背面に装着できるシリコーンケース、レザーケース、クリアケース、レザーウォレットなどApple製のMagSafeアクセサリも公開され、開発担当者はサードパーティ製のMagSafeアクセサリの登場に期待感を示していた。

Belkinのマルチ充電スタンド

　iPhoneとクルマの関係性から見ると、MagSafe充電器を用意することでクルマに乗車してから行なっている、充電のためのケーブル接続から開放される。さらに、10月12日（現地時間）に米国で発表された本田技研工業の「アコード」2021年モデルでは、ワイヤレス Apple CarPlayへの対応が発表されるなど、今後は車載器側でも無線接続の展開が進むとみられる。