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ダイハツ、後輪ブレーキ不具合で計35万3578台をリコール 「タント」など19車種

2020年10月15日 発表

ダイハツ、「タント」など計35万3578台をリコール

 ダイハツ工業は10月15日、後輪ブレーキの自動調整機構に不具合があるとして「タント」「ムーヴ」など19車種、計35万3578台のリコールを国土交通省に届け出た。

 対象となるのは「ムーヴ」「キャスト」「ミラ イース」「タント」「ウェイク」「ムーヴ キャンバス」「ハイゼット キャディー」「ブーン」「トール」、トヨタ自動車にOEM供給する「ピクシス ジョイ」「ピクシス エポック」「ピクシス メガ」「パッソ」「ルーミー/タンク」、スバルにOEM供給する「ステラ」「プレオ プラス」「シフォン」「ジャスティ」の計19車種。製作期間は2017年10月10日~2018年5月18日。

 不具合は、後輪ブレーキのシューとドラムの隙間を自動で調整する機構(ストラットセット)において、部品組立時のグリス塗布設備の管理が不適切なため、アジャスタボルトのネジ面のグリス塗布量が不足しているものがある。そのため、そのままの状態で使用を続けると、ネジ面が錆びて固着し、自動調整機構が作動しなくなるおそれがある。

 改善措置として、全車両、アジャスタボルトを点検し、固着しているものは、ストラットセットを良品に交換する、固着していないものは、ネジ面を清掃し、グリスを塗布する。不具合の件数は636件で事故は発生していない。

改善箇所説明図