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ハーレーダビッドソン、新型電動バイク「ライブワイヤー」と立川吉笑氏の「ハーレー落語」日本初披露
神田明神で安全祈願
2020年12月3日 19:49
- 2020年12月3日 予約開始
- 349万3600円
ハーレーダビッドソン ジャパンは12月3日、東京都千代田区にある神田明神において、新型電動スポーツバイク「ライブワイヤー（LiveWire）」の日本モデルを初披露するとともに、落語家の立川吉笑氏が登場して「ハーレー落語」を披露した。
イベントに登壇した立川吉笑氏は「今回、ハーレーダビッドソンさんがライブワイヤーという電動バイクですね、こちらを披露される日本初披露する場でございまして、それをこの神田明神というところで、なぜか落語で口火を切ろうという不思議な趣向でございましてね。ハーレーらしい攻めた趣向というか、さすがだなと思ったんでございます」とあいさつ。今回の依頼に対して、500席～1000席近くある古典落語を全部調べたといい「1つもハーレーがでてくる古典落語はないんですね」と明かした。
電動バイクのライブワイヤーに対して立川吉笑氏は、「私でもいろんなイメージがありますけど、やっぱり大きな車体ですかね。あとはこのエンジンの音ね、ドコドコといってね、そういうイメージがありますけども。今回のライブワイヤーはご覧の通りスポーツタイプでございまして、またエンジン音に関しては、そもそも電動だからエンジンすらないという。本当にいわゆるハーレーダビッドソンのイメージをガラッと塗り替えるような、そういった本当に新しい車体でございまして、すごいなと思います。落語なんかも伝統芸能でございますけれども、なんかやっぱり伝統に甘んじるというか、伝統に紐付けされた形で活動しておりますけども、ハーレーダビッドソンみたいに本当にもっと自由に活動してもいいのかなと、思ったりするんでございます」などとの感想を織り交ぜながらハーレー落語を展開した。
電動バイクのターゲットは、日本の市街地走行のストップ＆ゴーを使いこなすアーバンライダー
同日12月3日より予約販売が開始されたライブワイヤーは、ハーレーダビッドソン初の電動スポーツバイク。価格は349万3600円となる。
ライブワイヤーの日本モデルを紹介するプレゼンテーションには、ハーレーダビッドソン ジャパンのフィールドオペレーションズ ディレクター 刀祢一彦氏、テクニカルサポートマネージャーの平田大介氏、EVセグメントチャンピオン 井上雅矢氏が登壇して説明がされた。
日本モデルのライブワイヤーをアンベールした、フィールドオペレーションズ ディレクターの刀祢氏は「完全電動、電気のみをエネルギー源とする全く新しいモーターサイクルです。最大の魅力は、スロットを開いたときに瞬時に100％トルクを発生するパワーと、全く新しい機動力を持つのがライブワイヤーです」と同モデルを紹介。
ライブワイヤーで目指すダーゲット層について、刀祢氏は「日本の市街地走行のストップ＆ゴーを使いこなすアーバンライダー。また、新しい走りを感じたいニューガジェットライダー」と明かし、「デザイン、品質、仕立てを注視する魅力的なプロダクトがこのライブワイヤーです」と強調した。
具体的な製品特徴についてはテクニカルサポートマネージャーの平田氏が説明。ライブワイヤーのシャシー底部には最高出力75kW、最大トルク114Nmを発生するH-D Revelation電動モーターを、そのモーターの上部となる車体中央に15.5kWhの高電圧バッテリーを搭載。そして、0-100km/h加速で約3秒を実現するパフォーマンスを持つことなどが紹介された。
最大航続距離については、シティモードでの走行時で1度の充電で最大235kmを走行可能。一方で、高速道路での連続航続距離は最大152kmになるという。
平田氏は「通常のガソリンエンジンのオートバイですと、高速道路で高いギヤを使ってスロットルを一定に保つことで、低燃費で長い距離を走行できるのですが、電動バイクのライブワイヤーには変速機がついておりません。よって、ギヤによる走行距離の変化がなく、また減速時に回生ブレーキでバッテリーにチャージできることから、高速道路を一定に走るよりも、町中を回生ブレーキを効かせながら走るほうが長い距離を達成できることになる」と解説した。
充電に関しては、日本のCHAdeMO規格に対応。最新のレベル3急速充電（DCFC）テクノロジーにより、約40分で0～80％のDC高速充電が、約60分で100％満充電が可能。また、家庭等で充電できる付属充電ケーブル（プラグは200V3ピン）を使用する普通充電（J1772）では、およそ一晩（約12.5時間）で0％～100％のフル充電が可能としている。なお、バッテリー（RESS）の保証期間は5年で、走行距離の制限はないという。
販売戦略についてはEVセグメントチャンピオンの井上氏から説明があり、ライブワイヤーの取り扱いについては、全てのユーザーに安心して次世代電動バイクの楽しさを提供できるよう、電動バイクのスペシャリストを有する「ライブワイヤー取扱正規ディーラー」の国内13店舗からスタートすることを紹介。販売店舗では順次、CHAdeMO規格の急速充電（DCFC）ステーションの設置も進めていくという。
また、ライブワイヤーに乗車できる免許区分については「大型自動二輪車免許」「大型自動二輪車免許（AT限定）」が必要となることを紹介。そして、車検について、井上氏は「道路運送車両法ではガソリン車の250cc未満と同じ扱いとなり、当社では唯一車検のないモデルになります」と強調した。
なお、ライブワイヤー日本モデル発売を記念して東京・神田明神では12月6日まで先行展示を実施。また、12月11日からの各週末は全国のライブワイヤー正規取扱ディーラーにて順次、展示販売が行なわれる。
