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アルファ ロメオ、最後の特別な33台「4Cスパイダー 33ストラダーレ・トリビュート」

4C スパイダーがついに生産終了

2020年12月14日(現地時間)発表

4C最後の生産モデルとなる「4Cスパイダー 33ストラダーレ・トリビュート」は限定33台

 アルファ ロメオは12月14日(現地時間)、アルファ ロメオの伝説的なミッドシップエンジン・スポーツカー「アルファ ロメオ 33ストラダーレ(1967年式)」の栄光を受け継いだモデル「4Cスパイダー 33ストラダーレ・トリビュート(4C Spider 33 Stradale Tributo)」を発表した。これは北米向けの限定33台のみで、4Cスパイダー最後の生産車となる。

 アルファ ロメオ・グローバル責任者のティム・クニスキス氏は「2014年の発売以来、4C スパイダーはアルファ ロメオを象徴するモデルとして、世界中で熱狂的なファンを獲得し、北米におけるアルファ ロメオ・ブランドの人気を再沸させる原動力となってきました。アルファ ロメオの伝統を受け継ぐ4Cスパイダー 33ストラダーレ・トリビュートは、2021年に生産を開始するトナーレ(Tonale)PHEVクロスオーバーをはじめとする、次世代のアルファ ロメオ・モデルにバトンを引き渡す役割を担っています」と述べている。

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 4Cスパイダー 33ストラダーレ・トリビュートは、3層コートが施された専用ボディカラー「ロッソ・ヴィラデステ」を採用し、グレー/ゴールドの5穴アルミホイール(フロント18インチ、リア19インチ)、Dinamica製ブラックスエードとタバコ・レザーを組み合わせたスポーツシートを装備。また、コックピットには、ダッシュボード、サイドシル、センターコンソールに専用プレートが装着され、センターコンソールのプレートには、車両のシリアルナンバーが刻印される。

 さらに、4Cのデザインコンセプトやテクノロジー、素材、モデナの組み立て施設、33 ストラダーレの歴史が記録され、FCAのデザイン部門「チェントロスティーレ」がデザインし、シートの素材と同じDinamica製スエードで装丁され、シリアルナンバーが印刷された記念冊子も付属する。

 4Cに宿るレースの血統は、最先端のF1マシンにヒントを得たカーボンファイバー製モノコックシャシーに表れていて、今回は初めてクリア・レッド仕上げを採用。

 さらに、通常モデルではオプション設定されていた「アクラポヴィッチ製デュアルモード・センターマウント・エキゾースト」「レースチューンド・サスペンション」「バイキセノン・ヘッドライト」「バッテリー充電器」「ボディカバー」「スエード/レザーシート」「カーボンファイバー製ハロ(ルーフ)」「リアウィング」「イタリアンフラッグ・ミラーキャップ」などを装備する。

随所にカーボンファイバーを使用しよりスポーティに仕上げる
「Centro Stile Alfa Romeo」のエンブレム

 これらのコンポーネントを4C スパイダーに別途装着すると、数千ドルの価値があり、加えて「Centro Stile Alfa Romeo」のエンブレム、ピアノブラック・フロント・エアインテークとリア・ディフューザーによって、洗練されたエクステリアとしている。

 パワートレーンは従来通りで、直列4気筒DOHC 1.75リッター直噴ターボ「960A1」型エンジン(最高出力177kW[237PS]/6000rpm、最大トルク350Nm[258lb-ft]/2100-4000rpm)に、6速アルファ・ツインクラッチ・トランスミッションといった高度なテクノロジーを採用。車両重量は2500ポンド(約1134kg)。約4.78kg/hpというパワー・ウェイト・レシオを実現し、0~60mph(約96km/h)加速は4.1秒、最高速度は160mph(約257km/h)を誇る。

【アルファ ロメオ】4Cスパイダー33ストラダーレ・トリビュート(1分10秒)
33 ストラダーレ