三菱自動車、フルモデルチェンジした新型「デリカD：2」「デリカD：2 カスタム」発売 価格188万3200円から

デリカD：2

　三菱自動車工業は12月24日、荷室容量を拡大するなどフルモデルチェンジした新型「デリカD：2」「デリカD：2 カスタム」を販売開始した。価格は、188万3200円～239万9100円。

　デリカD：2、デリカD：2 カスタムの2タイプをラインアップ。パワートレーンは、マイルドハイブリッドシステムを採用した直列4気筒 1.2リッターエンジンを搭載し、トランスミッションはCVTを組み合わせ、駆動方式は2WD（FF）と4WDを用意する。

デリカD：2

　今回のフルモデルチェンジでは、全長を80mm（カスタムは70mm）延長することで荷室床面長を100mm延ばし、荷室容量を拡大して、大きな荷物を載せても広い室内空間を確保。全長を延ばしながらも、最小回転半径は従来車同様の4.8mとした。また、全幅の拡張により、後席のショルダールームや左右方向のヘッドクリアランスを拡大することで、さらに快適な室内空間とした。そのほかにも、ボディやショックアブソーバーの改良により騒音や振動の低減を図り、快適な乗り心地を実現させたという。

デリカD：2とデリカD：2 カスタム

デリカD：2 カスタム

　エクステリアは、デリカD：2ではフロントグリルに立体感のあるメッキガーニッシュを採用し、力強い存在感を演出するとともに、ヘッドライトをブラックアウト化することで、気品ある上質なデザインとした。デリカD：2 カスタムでは細部まで造り込まれた立体感のあるフロントグリルを採用し、ポジションランプを上部、ヘッドライトを下部に配置する独創的なレイアウトとした。

　インテリアは、デリカD：2のインパネはネイビーとアイボリーを基調とし、シートは光沢のあるライン柄とグレーミックス表皮を組み合わせ、リビングにあるシックなソファのようなシートとした。デリカD：2 カスタムではインパネとシートをボルドーとブラック基調とし、またアクセントとして鈍く輝くメタルのような表皮を用いることで上質感を表現した。

　ボディカラーは、デリカD：2では新たに「メロウディープレッドパール」を採用し、モノトーンの計6色展開。デリカD：2 カスタムでは、モノトーンに新たに「グリッターバイオレットパール」（有料色）を設定。2トーンに「フレイムオレンジパールメタリック/ブラック2トーンルーフ」（有料色）、「メロウディープレッドパール/ブラック2トーンルーフ」（有料色）を採用し、モノトーン4色と2トーン3色の全7色展開とした。

予防安全技術「三菱e-Assist」の機能強化

　予防安全技術「三菱e-Assist」の機能強化として、アダプティブクルーズコントロール（全車速追従機能付）に全車速追従機能を追加。ステレオカメラで先行車との距離を測定し、設定した車間距離を保ちながら加速・減速、さらに停止まで自動追従する。

　標識認識機能として、標識の見落としを防ぐため、走行中に車両前方の道路標識を認識し、メーター内のマルチインフォメーションディスプレイやヘッドアップディスプレイに表示することで、標識の存在をドライバーに知らせる。

　また、ヘッドアップディスプレイが採用され、各車両情報をヘッドアップディスプレイに表示することで、視線移動や焦点調整の負担を少なくし、運転時の疲労を軽減、安全運転に貢献する。そのほか、「SRSカーテンエアバッグ」「後席シートベルトリマインダー」を全車標準装備とした。

大画面9インチHDディスプレイのメモリーナビゲーション採用

　機能装備では、地図や映像を美しく、高精細に再現する大画面9インチHDディスプレイを搭載。高視野角のディスプレイにより、運転席・助手席のどちらからも見やすく、操作しやすいメモリーナビゲーションを採用（HYBRID MZ 全方位カメラ付ナビパッケージ、CUSTOM HYBRID MV 全方位カメラ付ナビパッケージに標準装備）。

　そのほか、パワースライドドアを閉めている最中にキーレスオペレーションキーで操作することで、ドアが閉まると同時にロックされる予約機能「パワースライドドア予約ロック機能」を追加。エアコン使用中でも前席と後席の温度差を解消するため、前席上部に薄型のサーキュレーターを設置。前席の空気を後席へと送り込み室内の温度を均一化する「スリムサーキュレーター」（HYBRID MXを除く）を採用している。

デリカD：2