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スバル、開発中の新型「BRZ」SUPER GTマシン映像初公開

オンラインイベント「SUBARU MOTORSPORT ファン感謝の集い2020」開催

2020年12月27日 開催

新型「BRZ」ベースに開発中のSUPER GTマシンの映像が初公開された

 スバルは12月27日、新型「BRZ」をベースに開発中のSUPER GTマシンが走行する映像を、同日開催したオンラインイベント「SUBARU MOTORSPORT ファン感謝の集い2020」で初公開した。

 同イベントは、スバルのモータースポーツ活動で活躍するドライバーとして、全日本ラリーから新井敏弘選手、勝田範彦選手、鎌田卓麻選手、新井大輝選手、86/BRZレースから久保凛太郎選手、手塚祐弥選手、SUPER GTから井口卓人選手、山内英輝選手が参加。レース中止や条件付き開催が相次いだ2020年のモータースポーツシーンを振り返りながら、ファンへの感謝の気持ちを込めてスバルのドライバー全員でライブイベントを開催したもの。

スバルのモータースポーツ活動で活躍するドライバーが集まったオンラインイベント「SUBARU MOTORSPORT ファン感謝の集い2020」

 同イベントの中で、2021年シーズンに向けて開発中の新型「BRZ」をベースにしたSUPER GTマシンの映像が公開された。公開された映像では新型BRZのSUPER GTマシンが富士スピードウェイを走行するようすや、エンジン音などを確認することができる。

 2020年シーズンを戦ったSUBARU BRZ GT300は、最高出力350PS以上/6000rpm、最大トルク45.0kgfm以上/4000rpmを発生する水平対向4気筒 2.0リッターシングルターボの「EJ20」エンジンを搭載する。11月に発表された新型BRZは、水平対向4気筒 2.4リッターエンジンを搭載することが発表されており、新型BRZをベース車とする新型SUPER GTマシンがどのように変化するのか気になるところだ。

SUPER GTのトークセッションに参加した、井口卓人選手、山内英輝選手、新井敏弘選手、鎌田卓麻選手。セーフティカーの導入によって勝利を逃した運のわるさを突っ込まれるなど、4名のトークで山内選手いじりが展開された

 SUPER GTドライバーの井口卓人選手と山内英輝選手、新井敏弘選手、鎌田卓麻選手の4名が参加したSUPER GTに関するトークセッションでは、2020年シーズンは、第2戦富士で2位表彰台獲得、第4戦もてぎで3位表彰台獲得、第7戦もてぎでポールポジション獲得といった成績をもとに、シーズンを振り返るトークが展開された。

 2020年は、これまで苦手とされたもてぎで好成績を残せたことについて、井口選手は「今年はコロナで、シーズン的には4月からぎゅっと短い間で8戦ありましたけど、チームとSTIさんもそうですし、タイヤメーカーさんの頑張りがやっぱり今年はすごかったので、それで苦手な部分も克服できたんじゃないかなと思う。あとは山内選手のスーパーアタック、もうこれに限ります」と話した。

 また、山内選手は「本当にダンロップさんもチームもSTIさんも、トラブルもなかったですし、ほんといい戦いができたし、もてぎでポールを取れたのもすごいうれしかったです。何より後から映像を見て、井口選手であったりチームがあれだけ嬉しそうにしてくれてるのを知った時が、なによりうれしかったですね。こんなに喜んでくれているんだっていうのが、うれしかったです」などと感想を話した。

富士スピードウェイを走行する新型BRZのSUPER GTマシン

 そうしたトークの中で、新型BRZのSUPER GTマシンを紹介する映像が公開され、井口選手は「めっちゃ、かっこいいですね」、山内選手は「ねえ、かっこいいねえ」などと述べ、まだ開発中のマシンとあってか、多くは語らなかった。

 また、「新型BRZをもし購入するなら、MT、AT、どちらにしますか?」といった質問に、井口選手は「BRZを買うなら、MTを買うと思います」、山内選手は「そうですね、右に同じで」と回答。しかし、一緒にトークに参加した先輩ドライバーの新井選手、鎌田選手からアイサイトを搭載するATモデルを薦められると、山内選手は「じゃあ僕、ATにします」などと、答えていた。

SUBARU MOTORSPORT ファン感謝の集い2020