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メルセデス・ベンツ、SUV「GLC」にプラグインハイブリッドの4WD「GLC 350 e 4MATIC」

先代より蓄電容量がアップし、システム総合の最高出力は235kW(320PS)、最大トルクは700Nm

2021年1月7日 受注開始

899万円

GLC 350 e 4MATIC

 メルセデス・ベンツ日本は1月7日、プレミアムミドルサイズSUV「GLC」にEQ POWER(プラグインハイブリッド)の四輪駆動モデル「GLC 350 e 4MATIC」を追加し、同日受注を開始した。納車は4月以降を予定している。

 今回発表されたGLC 350 e 4MATICは、最高出力155kW(211PS)、最大トルク350Nmを発生する直列4気筒2.0リッターターボエンジンに、最新世代のプラグインハイブリッドシステムを採用。ダイムラーの完全子会社である「Deutsche ACCUMOTIVE」によって生産された13.5kWhのリチウムイオンバッテリーは、先代より蓄電容量がアップしたことでモーターアシストが向上し、システム総合の最高出力は235kW(320PS)、最大トルクは700Nmとなった。130km/hまでモーターのみでの走行が可能で、モーターのみで走行可能な航続距離は46.8kmとアナウンスされている。

 また、GLC 350 e 4MATICの特徴として、プレッシャポイント機能を備えた「インテリジェントアクセルペダル」を搭載したことが挙げられており、これはEV走行モードの際、これ以上アクセルを踏むとエンジンも使用しなければならないというモーター走行の限界点でアクセルペダルの抵抗を増してドライバーに知らせる機能で、無駄なエネルギーの消費を抑えるドライビングを実現するという。

 そのほか、GLC 350 e 4MATICには「Cクラス」や「Sクラス」と同等の最新世代の運転支援システムを標準装備。また、さらなる機能強化として「アクティブブレーキアシスト(歩行者/飛び出し/右折時対向車検知機能付)」を搭載しており、対向車線を横切って右折しようとするときに対向車線を直進してくるクルマと衝突する危険がある場合、10km/h以内であれば自動ブレーキが作動する。対向車の検知は、フロントの長距離レーダーセンサーとステレオマルチパーパスカメラを使って行なうという。

 なお、メルセデス・ベンツ日本では6.0kW(30A)対応の交流普通充電器本体を無償提供するほか、設置にかかる費用負担を軽減するため10万円のサポート(充電用ウォールユニット無償提供を希望したユーザーが対象。設置にかかる工事費用は10万円を超える場合があり、本キャンペーンは予告なく終了する場合がある)を実施している。

 さらに、充電サービス「Mercedes me Charge」に普通充電器(AC)が定額で利用できる「Mercedes me Charge AC」を新導入。月額基本料金3000円を支払うことで、全国にあるNCS(合同会社日本充電サービス)加盟の普通充電器(AC)を無料で利用できるとのこと。