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オートバックス、大分県内で初のドローンによる医薬品配送の実用化に向けた実証実験

第2フェーズでは日本初の120分以上・100km以上飛行可能な産業用ハイブリッド型ドローンを使用

2021年1月28日 発表

実証実験は自治体・企業・団体合わせて7者の協力のもと実施

 オートバックスセブンおよび同社の100%子会社であるエー・ディー・イーは1月28日、大分県竹田市宮砥地区でドローンによる医薬品配送の実証実験を2月4日に実施すると発表した。

 オートバックスセブンは2019年3月19日に大分県と地域活性化に関する包括連携協定を締結し、地域活性化に関する8つの取り組みを行なっている。今回、地域活性化に関する取り組みの1つである介護福祉分野における移動支援・生活支援として、訪問医療時の突発的な医療品不足の解消による地域医療の負担軽減を目的に、竹田市宮砥地区でドローンによる医薬品配送の実証実験を行なう。

 竹田市の宮砥地区は現在、地域医療の拠点となる診療所がなく、40km離れた大久保病院が週に1度訪問診療を行なっている状況。訪問診療においては事前に処方した医薬品を準備しているが、現地での診療の内容によって想定していなかった医薬品が必要になる場合もある。その際、即日の処方ができず、後日配送になるといった時間的なロスが発生し、医薬品の迅速な処方が行なえない状況が一部発生しているという。

 そこでドローンによる医薬品の配送の実用化に向けた実証実験を行ない、実用化されれば離れた地域においても医薬品の即時配送が可能となり、慢性症例以外の症状への対処時間を短縮することができる。また、地域医療の向上とともに、過疎山間地で拡大するへき地医療への負担軽減を図ることも目的としている。

ドローンによる医薬品配送の実用化イメージ

 なお、今回の実証実験の第2フェーズでは、山間地域や島しょ部などにおけるサービス提供を視野に入れ、エアロジーラボが開発する日本初の120分以上・100km以上飛行可能な産業用ハイブリッド型ドローンを使用し、効果実証を進める予定。将来的には、災害発生時のような緊急の際に、避難所への医薬品配送などにも活用することで地域における防災力向上に貢献するとしている。