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日野、排出ガス発散防止装置の不具合で「デュトロ」など計4万305台をリコール

トヨタに供給する「ダイナ」シリーズ、「トヨエース」シリーズなど計7車種が対象

2021年2月3日 発表

改善箇所説明図

 日野自動車は2月3日、排出ガス発散防止装置に不具合があるとして「デュトロ」の車両総重量7.5t未満の車両のほか、トヨタ自動車に供給している「ダイナ 200」「ダイナ 300」「ダイナ 400」「トヨエース G25」「トヨエース G35」「トヨエース G45」の7車種、計4万305台のリコールを国土交通省に届け出た。

 対象車両の製作期間は2019年4月26日~2020年12月11日。不具合件数は0件で、事故は発生していない。

 不具合の内容は、排出ガス発散防止装置において、エンジン制御コンピュータのプログラムが不適切なため、ターボチャージャから故障診断結果がエンジン制御コンピュータに送信されない状態となっている。そのため、ターボチャージャが故障してもエンジン警告灯が点灯しない。

 改善措置として、全車両、エンジン制御プログラムを対策仕様に修正する。