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ソニックデザイン、スバルの新型「レヴォーグ」専用設計「高音質スピーカーパッケージ」 国産車初のACエレメント採用
音質や予算で選べる3グレード、9種類のアイテムを設定
2021年2月9日 12:00
- 2021年2月25日 発売
- 4万円~60万円(税別)
ソニックデザインは、純正スピーカーと交換装着することで純正カーオーディオシステムの高音質化を実現する車種別スピーカーパッケージ「ソニックプラス」シリーズに、スバルの新型「レヴォーグ」(VN系)専用モデル「ソニックプラス レヴォーグ」を2月25日に発売する。価格は4万円~60万円(税別)。
ソニックプラス レヴォーグは、ソニックデザイン独自のマイクロスピーカーテクノロジーやフルエンクロージュア方式など、ソニックプラスのスバル車専用モデルの技術的特徴をすべて継承して、豊かなサウンドと取り付けのしやすさを実現したモデル。音質的志向や予算で選べる3種類のグレード、計9種類が設定されている。
今回、ドアウーファーモジュールの周囲に装着する「AC(アコースティックコントロール)エレメント」を国産車で初採用。また、トゥイーター部には、ウインドスクリーンやダッシュボードなどとの間で発生する有害な反射音を最適に拡散・吸音して、スムースかつ自然な高音再生を実現するハウジング一体型トゥイーターモジュール「ACトゥイーター」を採用している。
ソニックプラス レヴォーグの特徴
よりクリアで深みのある中低音を再生するオーバル形状
新型レヴォーグの純正スピーカー取付穴空間を最大限に利用するオーバル形状のエンクロージュア一体型ドアウーファーモジュールには、独自のG字型チューニングポート「G-チューナー」を搭載した新世代の大容量アルミハイブリッドエンクロージュアを採用。G-チューナーはエンクロージュアのバックチャンバー(裏ケース)に一体成型された全長264.56mm、内径20mmの渦巻型ポートで、エンクロージュア内部の反響とウーファーユニットからの背圧を最適に制御することで低域の再生範囲を拡大するとともに、大音量再生時におけるポートノイズ(風切り音)を低減。バックチャンバー自体の剛性も向上させ、よりクリアで深みのある中低音再生を実現する。
また、超精密鋳造アルミダイキャスト製バッフルと特殊樹脂製バックチャンバーとを強固に結合して不要共振を抑え込む異種素材2ピース構造を採用し、取り付け剛性を高める一体成型ブラケット、フルエンクロージュア方式ならではの車外への音漏れの少なさなどのメリットは従来のスバル車専用モデルと共通とした。トップグレードモデル、ハイグレードモデルそれぞれのユニットの性能を余すところなく引き出す専用の音質チューニングも施されている。
ドアウーファーのポテンシャルを最大限に引き出す技術
エンクロージュア一体型ドアウーファーモジュールの周囲に取り付けることでスピーカー(ウーファー)前面と内装材との間に発生する反射や共振などを抑制し、音を効率的に導くAC(アコースティックコントロール)エレメントを採用。新型レヴォーグのドア内部構造に合わせて最適化したエレメント形状と、特別に吟味したマイクロラバーセル構造のエレメント材が優れた整音・導音効果を発揮。不要共振を抑えたクリアなサウンドと、より豊かで自然な中低音再生を実現。
オールピュアアラミド振動板を採用したトップグレードモデル
トップグレードモデル「SFR-S012F」には、従来のピュアアラミド振動板をさらに進化させたオールピュアアラミド振動板採用の77mmウーファーユニット(SD-N77Fi型)を搭載。最高品質のピュアアラミド素材をコーン部だけでなくセンターキャップ部にも贅沢に使用し、最適な音質チューニングを実施することで、幅広い帯域での歪率と周波数レスポンスを大きく改善。真にクリアでしなやかな新次元の高音質を実現した。磁気回路は高密度ネオジウムマグネットとナローギャップ・モーターシステムを組み合わせたコンパクトな内磁型とし、エンクロージュア内容積をより有効に活用している。
CMF振動板を採用したハイグレードモデル
ハイグレードモデル「SFR-S012M」には、しなやかさと剛性のベストバランスを追求したマイクロファイバー編み込み樹脂振動板=CMF(クロスマイクロファイバー)コーンとナローギャップ・モーターシステムによるハイグレード仕様の77mmウーファーユニット(SD-N77M型)を搭載。出力が限られた純正デッキやAVナビでも駆動しやすく、音楽の素顔を映し出す緻密な表現力と情報量、リアルで引き締まった中低音を再現する。
ナチュラルで心地よいサウンドのスタンダードモデル
スタンダードモデル「SFR-S012E」には、小口径ならではの音の切れ味と、小口径の限界を打ち破るワイドレンジ再生とを両立する独自のマイクロスピーカー・テクノロジーを駆使した77mm ウーファーユニット(SD-N77E型)を搭載。カーボンファイバー含有率を高めたオリジナル樹脂コーンを無塗装・無着色のノンコート・ファイントリートメントで表面処理したDMF(ディファインド・マイクロファイバー)やガラス繊維編み込み式センターキャップの採用により、ソニックデザイン基準のナチュラルで心地よいサウンドをリーズナブルな価格で実現。さらに、ネオジウムマグネットを採用した強力な磁気回路やナローギャップ・モーターシステム、振動板の正確な動作を支えるアルミモノブロックフレームなどの高度な基本設計は上級ユニットから受け継ぐ。
スバル車のためのハウジング一体型トゥイーターモジュール
トゥイーター前面で発生する音の回折(回り込み)や反射は、高音域の情報量や透明感、定位感などを再現するうえでの障害となるので、トゥイーター部にはユニット周囲のディフュージョンギャザー(半拡散・半透過層)と、裏側に内蔵したアコースティックコントロールエレメント(吸音層)の働きで有害な反射音を最適に拡散・吸音し、よりスムースで自然な高音再生を実現するスバル車専用開発のアコースティックコントロールハウジング一体型トゥイーターモジュール「ACトゥイーター」を採用。
搭載ユニットは「SFR-S012F」がピュアアラミド振動板採用のSDT18F型、「SFR-S012M」「SFR-S012E」がマイクロファイバー製振動板採用のSDT18型で、いずれもウーファーユニットとの音色統一を追求。また、ハウジング部にはブラケットや配線コネクターを一体化して信頼性を高めている。
バイアンプ駆動やバイワイヤリング接続、マルチアンプ駆動にも対応
厳選した高音質パーツを投入し、トップグレードおよびハイグレードそれぞれに最適化した専用設計のクロスオーバーネットワークを付属。トゥイーター用とウーファー用を独立回路としたハイパス/ローパス独立式の採用によって、さらなる音質改善が期待できるバイアンプ駆動やバイワイヤリング接続に対応するほか、ネットワーク本体を脱着可能な外付けタイプとすることで、デジタルクロスオーバーなどを使用した本格的なマルチアンプシステムへの発展も可能とした。
なお、このネットワーク本体は回路基板を嵩張るケースなどに収めず、制振効果の高い樹脂チューブで小さく固めることで走行中の振動の影響や湿気などによる劣化を排除。ドア内への設置作業も容易にしている。
車両の価値を損なわない装着を実現するスバル車専用設計
純正スピーカー取付穴にジャストフィットするドアウーファーモジュールやトゥイーターモジュール、車両側の配線加工が要らないスバル車専用配線カプラーなどにより車両本体側の加工・改造が不要なため車両の価値を損なうことがなく、乗り換えの際の現状復帰を容易に行なえるようにしてある。