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横浜ゴム、日産「フェアレディZ」に「GEOLANDAR」を装着した“オールラウンドスポーツカー”のデモカーを制作
2021年3月12日 14:42
- 2021年3月12日 発表
横浜ゴムは3月12日、日産自動車のスポーツカー「フェアレディZ」とSUV・ピックアップトラック用タイヤブランド「GEOLANDAR（ジオランダー）」のコラボレーションによるスタイリッシュかつ本格オフロード仕様のオールラウンドスポーツカー「Z-Adventure」を制作したと発表した。
このデモカーは、新型コロナウイルス感染症拡大により開催中止となってしまった「TOKYO AUTO SALON 2021」での発表に向けて制作したもので、1月17日のTOKYO AUTO SALON 2021/オートサロンTVを皮切りに紹介されている。
欧米では少し生活に余裕のできた多くのクルマ好きが晩年にオフロードツーリングを満喫しているといい、従来こうしたシーンでは一般的だった“クロカン四駆”からSUV化が進み、さらにそのSUVでもよりスポーティな方向に進化している流れから“純粋なスポーツカーの本格オフロード仕様車を作ってみよう”という発想からZ-Adventureが誕生。
コンセプトのベースは1984年にクロカン四駆が主流だったダカールラリーに参戦し、大差で優勝した「ロスマンズ・ポルシェ953」。同車をオマージュし、オフロードツーリングを楽しんだ後に高級ホテルのエントランスに乗り付けられるようなオシャレで遊び心を忘れないジェントルな大人のためのオールラウンドスポーツカーを目指したという。
カスタムポイントは未舗装路ではセダンのラリーカー並み、オフロードでも四駆SUV以上の走破性能を確保しつつ、スポーツカーとしてのシルエットを壊さないデザインを実現。足下には大口径33インチのオフロードユーザー向けタイヤ「GEOLANDAR M/T G003」とラリー・ダートトライアル用アルミホイール「ADVAN Racing RC III」を装着し、さらにレース用サスペンションやブレーキキャリパーを採用。また、Baja（バハ）仕様のガードシステム、ウインチやサンドラダーなど、レスキューアイテムを装備してオフロード対応力を高めた。
加えて、安全性と快適性も考慮し、室内にはリクライニングバケットシート、6点式シートベルト、4点ロールバー、エアバッグ付きステアリングを装着。トレーラ牽引を可能とすることでラゲッジスペース不足を補い、バイクやスノーモービルといった遊びアイテムも運べるようにした。今後、モータースポーツや試乗会などの各種イベント、横浜ゴムオウンドメディアといったさまざまな露出を通じて、クルマ好きの大人のためのニューカスタムスタイルとして広く提案していくとした。