首都高に「深夜割引の導入」など 首都圏の高速道路料金で国交省が新たな方針案公表

　国土交通省は3月12日、2022年4月にスタートする新たな首都圏の高速道路料金について、改定した「首都圏の新たな高速道路料金に関する具体方針（案）」を公表して、首都高速道路に「深夜割引の導入」などを盛り込む方針を示した。

　同省では、これまで首都圏の高速道路料金について、2015年9月11日に策定した「首都圏の新たな高速道路料金に関する具体方針（案）」に基づき、料金体系の整理・統一や起終点を基本とした継ぎ目のない料金の実現を図ってきた。

　これまでの取り組みをさらに進展させるべく、今回、新たに「首都圏の新たな高速道路料金に関する具体方針（案）」を改定して、首都高速道路において交通量の少ない夜間に20％割引する「深夜割引の導入」や、「料金水準の更なる整理・統一」「大口・多頻度割引の更なる拡充」などを行なうことを盛り込んだ。

　首都圏の新たな高速道路料金の今後のスケジュールについては、国による新たな料金の具体方針（案）<改定>に基づき、高速道路会社が具体案を公表。高速道路会社による地方自治体への同意申請が実施される。そして、夏ごろに地方議会の議決・地方自治体の同意を得て、国から高速道路会社へ事業許可が出される予定。

首都圏の新たな高速道路料金に関する具体方針（案）参考資料