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パガーニ、世界30台限定生産「ウアイラ R」公開 価格3億円超えのサーキットの芸術品

1050kgの車両にV型12気筒 6.0リッターエンジン搭載

2021年3月18日(現地時間) 発表

 イタリアのパガーニ・アウトモビリ(Pagani Automobili)は3月18日(現地時間)、最新モデル「ウアイラ R(Huayra R)」を発表。同車両は、レーストラック用ハイパーカーで30台限定生産。価格は260万ユーロ、(日本円換算:約3億3800万円[税別]、1ユーロ=130円として換算)と公表されている。

 ウアイラ Rは、レーストラック専用に開発された究極のハイパーカーで、将来のパガーニモデルとなるべく開発されている技術を取り入れた実験的なモデル。

 同車両は、最高出力850HP、最大トルク750Nmを発生する自然吸気V型12気筒 6.0リッターのパガーニ製新型「V12-R」エンジンを搭載。また、最高水準の安全性を実現しながら最新技術を駆使して車両は1050kgまでの軽量化に成功した。

 ウアイラ Rはサーキットの芸術品として、純粋かつ情熱的で力強いというパガーニの特徴を、自由自在かつ魅力的に表現。最高水準の自動車工学や空気力学のノウハウにかつてない美的感性を融合させたパガーニの技術力と開発力を完全に体現した最新モデルと強調された。

 創業者兼チーフデザイナー、オラチオ・パガーニ氏は「2008年より私たちはHuayraの開発に取り組んでいましたが、エンジニアリングとスタイルの観点から非常に難しく、厳しいプロジェクトとなっていました。長い開発期間を経て、自由に表現したいという思いを強く持ち続けた結果生まれたのがZonda R(ゾンダR)です。Zonda Rは制約や規則から解き放たれたロードトラック用モデルであり、美しさ、高いパフォーマンス、安全性のすべてを備えていました。今回のHuayra RもZonda Rと同様、パガーニ史上最も自由でエクストリーム、かつ高いパフォーマンス性を実現したモデルになります」とコメントしている。