ニュース

日産、アマゾン「アレクサ」で複数台の日産車の遠隔操作が可能に

2016年式以降でNissan Connectサービスを搭載した一部の米国内の日産車が対象

2021年3月16日(現地時間)発表

アマゾンのアレクサで複数台を遠隔操作

 米国の日産自動車は3月16日(現地時間)、アマゾンのアレクサ(Alexa)を使って、クルマのエンジン始動やキーのロック、アンロックを簡単に行なえるだけでなく、複数台の日産車を所有している場合は、それぞれに固有の名称を付けて呼び出し、指示ができるようになったと発表した。

 日産自動車は、世界中の家庭に普及しているアマゾンのインテリジェントな音声AIアレクサの新しいコネクテッド・ビークル・スキルAPIを活用した新機能をアマゾンと共同で開発。

「アレクサ、私のクルマをスタートして」という簡単なリクエストで、クルマのエンジン始動、キーの開閉ができるだけでなく、複数台の日産車を所有している場合は、それぞれの日産車の名前を個別設定でき、「アレクサ、ワイアットのクルマをロックして」といったように、名前を使ってリクエストすることもできる。

 さらに、「アレクサ、私のローグをスタートさせて」「アレクサ、私のタイタンをスタートさせて」といった具合に、同じアカウントで複数のクルマを管理することも可能になった。

 米国およびカナダの日産の製品計画担当副社長であるジャレッド・ハスラム氏は「アマゾンのアレクサを利用することで、日産車の所有がより簡単になります。当社のお客さまは、クルマと生活を融合させ、さらにアレクサとも融合させています。この組み合わせはとても理想的です」と述べている。

 このシステムを利用できるのは、2016年式以降でNissan Connectサービスを搭載した一部の日産車(以下の車両)で、アレクサ対応のホームデバイスも必要となる。

2016年以降のアルティマ
2018年以降のアルマダ
2017年以降のGT-R
2016年以降のマキシマ
2017.5年以降のムラーノ
2017年以降のパスファインダー
2016年以降のRogue
2017年以降のRogue Sport
2017年以降のTITAN
2016年以降のTITAN XD
2016年以降のセントラ(2019年、2020年式を除く)

 なお、日本国内での使用については現在のところ未定となっている。