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インプレス、現役F1チーフエンジニア小松礼雄氏著「エンジニアが明かすF1の世界」発売

2021年4月1日 発売

1870円

構成は、第1章 F1とは?/第2章 セッティング/第3章 タイヤ/第4章 データ解析/第5章 実戦/第6章 戦略/第7章 ベストレース/第8章 エンジニア、となっている

F1エンジニア小松礼雄氏が解説するF1のすべて

 インプレスは4月1日、開幕したF1グランプリをもっと楽しむための電子書籍「エンジニアが明かすF1の世界」を、「Amazon Kindle」などの電子書籍ストアで発売した。全280ページで価格は1870円(インプレス直販参考価格)。

 3月26日にバーレーンGPで開幕した2021年シーズンのF1は、日本人ドライバーの参戦やホンダがラストイヤーなど話題が豊富。本書はF1ハースチームの現役チーフエンジニアである小松礼雄氏が、F1の魅力を写真と図解でやさしく解説するF1ファンの必携書。

 F1とはどんなマシンで争われるのかに始まり、F1マシンのパワーを路面に伝えるタイヤの役割。空力やブレーキ、サスペンションなどマシンセッティング、データの解析やレース本番に向けたレースウイークのスケジューリング、レースを戦う戦略の立て方など、F1ファンもこれまで知らなかったF1の現場を体感できるのはもちろん、これからF1を楽しみたい人にも十分理解できる内容となっている。

 本書は2019年5月に東邦出版より発売された紙の書籍を、インプレスが電子書籍として発売するもので、本書の発売を記念して「第1章 F1とは?」を「インプレスブックスにて無償公開」している。第1章は56ページにわたり、F1とはどんなカテゴリーなのか、セッティングとは? など、F1の基本的なことが理解できる内容。

発売を記念して第1章を無料で読むことができる

著者である小松礼雄(こまつ あやお)氏プロフィール

東京都出身。高校卒業後にF1の世界を目指して渡英。ロンドンの英語学校で英語を学んだのち、ウォーリック大学の予備コースを経てラフバラ大学自動車工学部に進む。ロータスエンジニアリングでの実習などを経て1999年に卒業。ラフバラ大学で博士課程に進みクルマの挙動や制御に関する研究を行なう。この頃、当時イギリスF3に参戦していた佐藤琢磨と出会い、現場での経験を得る。2003年にBARホンダに就職してF1で働き始める。2006年にルノーF1チームに移籍、タイヤエンジニア(2006年)、パフォーマンスエンジニア(2007~2010年)、レースエンジニア(2011~2014年)を歴任し、2015年チーフレースエンジニア。2016年にハースF1チームにチーフレースエンジニアとして移籍して新チーム作りに携わり、今年で6シーズン目を迎える。