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日産、抗菌仕様のステアリングとシートを国内で新たに発売する車両に順次採用

2021年4月8日 発表

写真はフェアレディ Z プロトタイプ

 日産自動車は4月8日、今後新たに国内で発売する車両に対して、順次、抗菌仕様のステアリングとシートを採用すると発表した。

 99%の菌を減少させる抗菌活性値2以上という布地シート(JIS L 1902[ISO 20743])や本革・合成皮革シート、ステアリング(JIS Z 2801[ISO 22196])を採用するという。

 今回の施策は、ユーザーの衛生意識の高まりを受けて実施するもので、日産がユーザーを対象に実施した調査では、多くの人が清潔な車内空間の持続性を求めており、特に「手や体が触れるところが抗菌されていること」を重視するユーザーが多くいるという結果があったという。

 こうした調査結果を受けて、新たに発売する車両のステアリングやシートに、抗菌性能を有した材質を採用することとした。なお、これらの材質は、JIS/ISO規格に沿って抗菌効果を有することが実証されているとしている。

 また、日産では、全国の販売店舗で、車室内やシートに付着したウイルスや菌を除去する「車両用クレベリン」の施工や、抗ウイルス剤がフィルターで捕捉したウイルス・菌の活動を抑制する「クリーンフィルタープレミアム」の装着サービスを、ユーザーの要望に応じて提供している。

 昨今の新しい生活様式の広がりを受け、日産ではユーザーがさらに安心してクルマを利用できるよう、車両の仕様変更や各種サービスの拡充に引き続き取り組んでいくとしている。

写真は今後、日本導入がアナウンスされている新型EV「アリア」