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ユピテル、スマホで録画・再生ができる前後2カメラドライブレコーダー

2021年4月上旬 発売

オープンプライス

スマホと連動する前後2カメラドライブレコーダー

無線LAN内蔵でスマートフォンなどと連携

 ユピテルは4月上旬、スマートフォンと連動する前後2カメラドライブレコーダー「SN-TW90di(指定店専用モデル)」と「Y-400di(カー用品量販店モデル)」の2種類を発売する。価格はオープンプライス。

 この新製品の大きな特徴は、スマートフォンと本機が無線LAN接続でき、専用アプリで「カメラ映像画面」を表示して走行している場合、ドライブレコーダーが後方異常接近を検知すると、約2秒後から設定した時間分を自動でスマホにも映像を保存。万が一の交通トラブルの際などに、スマホからすぐに映像確認が行なえる。

 また、本体との無線LAN接続範囲内であれば、あらかじめ専用アプリをインストールしてあるスマホやタブレットなどから記録映像の確認や、本機をリモート操作して動画や静止画の撮影も行なうことができる。

スマホには映像のみで音声は録音されない

後方からの接近を2段階で検知して警告や録画を実施

 走行中にリアカメラが接近してくる車両を検知して、それが5秒間続くと“あおり運転”と判断して、「後方接近警告」を行ないドライバーに音声で知らせてくれるので、いち早く次の行動がとれ、トラブルの回避に役立つ。

 また、後方接近警告からさらに5秒間続くと“危険運転”と判断し、ドライバーに再度警告するとともに、映像を常時録画とは別のフォルダに自動的に保存してくれる機能も搭載。

あおり運転を2段階で警告、さらに映像を記録

リアカメラの映像もきれいに保存

 リア専用画像処理エンジンを搭載していて、色合いや明るさなど細かく設定でき、より高画質な映像表現を可能としている。さらに、リアカメラの映像データ伝送にはEthernet(イーサネット)規格デジタル伝送を採用。従来のアナログ伝送のような映像データの劣化が起きないため、同じFULL HDでもよりクリアな後方映像を記録できるようにしている。

リアカメラの映像もきれいに保存

安全運転をサポートする機能も搭載

 信号待ちで先行車が発進しても自車が止まったままの場合、表示と音で知らせてくれる「前方車発進警告」を搭載。また、自車の車線逸脱(走行車線からのはみ出し)を検知すると、表示と音で知らせてくれる「車線逸脱警告」も実装。さらに、走行中に先行車と接近し過ぎた時に「前方車接近警告」を行ない、自分が意図していないあおり運転や衝突の危険を回避できる。

前方車発進警告
車線逸脱警告
前方車接近警告

昼間はもちろん、夜間もトンネル内でも鮮明に映像を記録

 前後カメラには超高感度センサー「STARVIS」を搭載し、昼間はもちろん、夜間も鮮明な映像を記録可能とした。また、トンネルの出入り口など明暗差の大きい場面や、夜間の後続車のヘッドライトなどにより生じる黒つぶれや白とびを抑える「HDR(ハイダイナミックレンジ)」を前後カメラに搭載する。

超高感度センサーSTARVIS搭載
HDR(ハイダイナミックレンジ)搭載

その他機能も満載

 通常記録と削除を繰り返すため、記録媒体(microSDカードなど)の定期的なフォーマットが必要となる製品が多いが、エラーが起きにくい独自のファイルシステムを採用し、定期的なフォーマットを不要とした。製品には繰り返しの上書き記録に強いMLC方式のmicroSDカード(32GB)が付属する。また、SDカードの入れ忘れや破損、不具合により記録が停止した場合もエラーを音で知らせてくれる。

 さらに、Windows用のPCビューアソフトを利用することで、スマホだけでなくパソコンでの映像確認も可能。グーグルマップと連動させた詳細情報を確認することができ、「日時」はもちろん、GPS情報をもとに地図上での「自車位置」「走行速度」などを表示。Gセンサーで検知した衝撃をグラフで表示する「Gセンサーグラフ」など、さまざまな情報が確認できる。

ネットに接続されたPCなら多彩な情報を確認できる
ユピテル TVCM ドライブレコーダー SN-TW90di / Y-400di「驚きの新機能 篇」(30秒)