シトロエン、新型フラグシップモデル「C5 X」世界初公開

　シトロエン（STELLANTIS）は4月12日（現地時間）、シトロエンの新たなフラグシップとなる新型モデル「C5 X」を発表した。同モデルはサルーンやステーションワゴンを組み合わせた独創的なデザインを採用、ガソリン仕様とプラグインハイブリッド仕様の両方が用意され、2021年後半に欧州で発売予定としている。

　公開されたC5 Xのスタイルは、サルーンのエレガンス、ステーションワゴンのダイナミズム、そしてSUVの高いスタンスを組み合わせた。C5 Xのボディサイズは、4805×1865×1485mm（全長×全幅×全高）とDセグメントにおけるゆとりあるサイズと、ホイールベース2785mmにより優れた後席空間を持つ。

　従来のサルーンよりも高いグランドクリアランスと、19インチトール＆ナロータイヤを装着した720mmの大径ホイールにより、SUVのユーザーにも好まれる高い位置でのドライビングポジションを実現、安全性と視認性を高めた。

　電動パワートレーンとして採用されたPHEVモデルでは225馬力を発生して、EVモードでは50km以上の航続距離を実現。最高速は135km/hまでと、多くのユーザーの日常的な移動に最適化された。

　C5 Xには、新開発のシトロエン・アドバンスト・コンフォート・アクティブサスペンションやアドバンスト・コンフォート・シートなど、ラウンジにいるかのようなパッセンジャーコンパートメントを備えた。シトロエン・アドバンスト・コンフォートプログラムにより、車内での安らぎを提供するという。

　そのほか、C5 Xには拡張ヘッドアップディスプレイ、半自律走行を実現する運転支援システム、自然な音声認識機能を備えた新しい12インチHDタッチスクリーン・コミュニケーション・インターフェースなど最新のテクノロジーが搭載された。