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スズキ、ストリートバイク新型「GSX-S1000」世界初公開 最高出力112kWに向上
2021年4月26日 18:07
- 2021年4月26日 発表
スズキは4月26日、全面改良したストリートバイクの新型「GSX-S1000」を世界初公開した。6月より欧州をはじめ世界各国で順次販売を開始する。
GSX-S1000は、スーパースポーツバイク「GSX-R1000」のエンジンと車体をストリート向けにチューニングしたストリートバイク。今回の全面改良では、扱いやすさとスポーツ性能の高さを継承しつつ、アグレッシブかつ前衛的なデザインが採用された。
新型GSX-S1000には、最高出力112kW/11000rpm、最大トルク106Nm/9250rpmを発生する水冷4サイクルの直列4気筒DOHC 999cm 3 エンジンを搭載。エンジンの出力向上を図るとともに、電子制御システムS.I.R.S.(スズキ・インテリジェント・ライド・システム)を新たに搭載することで、より扱いやすさとスポーティーなライディングを両立できるストリートバイクとした。
エンジンは、電子制御スロットルシステムの採用や吸排気の機構変更により、欧州で2020年より新型の2輪車を対象に導入された新しい排ガス規制「ユーロ5」に対応(欧州仕様車)しながら、最高出力の向上を実現。
新搭載の電子制御システムS.I.R.S.は、出力特性を3つのモードから選択できるSDMS(スズキドライブモードセレクター)や、選択幅を広げ5段階から選択可能となったトラクションコントロールシステム、クラッチレバーを操作しなくてもシフトアップ/ダウンできる双方向クイックシフトシステムなどを採用。ライダーの経験値や路面の変化に応じた走行を可能とすることで、スポーティーなライディングから普段使いまで、ストリートバイクにおけるライダーの走る楽しさを追求したとしている。
デザインでは、スズキ2輪車に初採用となるモノフォーカスタイプのLEDヘッドライトを縦型2灯式に配列。また、迫力のあるタンクとシャープなカウルラインとのコントラストを強調したデザインとすることで、アグレッシブさと機敏さ、知性を備えたパフォーマンスの高さを表現したという。