ケン・ブロック選手のニューマシン「スバル WRX STI」と2021年の参戦スケジュールを公開

ケン・ブロック選手のニューマシン「スバル WRX STI（2021年型）」

　モンスターエナジーは5月3日（現地時間）、チームに所属するドライバー ケン・ブロック選手の、2021年のニューマシン「スバル WRX STI」や参戦を予定しているレースのスケジュールを発表した。

　ケン・ブロック選手とフーニガンチームは、初参戦となる「バハ1000（オープンクラス）」用のスバル WRX STIと、イーストアフリカン・サファリ・クラシック・ラリー仕様の「ポルシェ 911」など、世界最高レベルのマシンで挑む2021年の参戦スケジュールを明かした。ただし、まだこれはほんの一部で、バイラルビデオシリーズの新作の収録や、さらに多くのメーカーとのパートナーシップの発表なども控えているという。

　ケン・ブロック選手は自身のYouTubeチャンネルにて、2021年のアメリカン・ラリー・アソシエーション（ARA）の残りのラウンドを、バーモントスポーツカーが用意したスバル WRX STI（2021年型）で臨むことを明らかにしていて、スバルのチームドライバーであるトラビス・パストラーナ選手、ブランドン・セメナック選手と同じスペックのマシンに乗る予定だが、ケン・ブロック選手は彼自身のレースチームのカラーリングを採用。今回はストリートアーティストである「It's A Living」とフーニガンチームによってデザインされている。

　ケン・ブロック選手は「今年は野心的な1年になるはずだ！　アメリカではスバルでレーシングラリーに戻れて嬉しいよ。今は1つのメーカーだけに縛られることなく、ポルシェで初参戦するアフリカのラリーや、バハ1000のトロフィートラックを走ることができるんだ！」と語っている。

　2021年11月初旬には、イーストアフリカン・サファリ・クラシック・ラリーにポルシェ 911で参戦する予定で、ケニアの険しい砂利道を10日間、5000km近く走るこのラリーは「世界最大のクラシックラリー」と言われている。

　さらに、このラリーの最終日の翌日には、メキシコへ直行してSCOREシリーズの「バハ1000」のプレランに参加するという。このバハ1000では、16歳のオフロードレーサー、ジャックス・レッドライン選手とチームを組む予定で、ケン・ブロック選手は「ジャックスは若くて非常に才能のあるドライバーの1人だ。世界最大のオフロードレースの1つに参戦するこの大きな挑戦で、彼とパートナーを組むことができて嬉しいよ」と語っている。

イーストアフリカン・サファリ・クラシック・ラリーに参戦するポルシェ 911

ケン・ブロック選手の2021年レース予定表