フォルクスワーゲン、ロングボディの「ティグアン オールスペース」をマイチェン

デザインを刷新し、最新テクノロジーを搭載

　フォルクスワーゲンは5月12日（現地時間）、SUVモデル「ティグアン」のロングホイールベース仕様となる「ティグアン オールスペース」のマイナーチェンジモデルを公開した。

　新しくなったティグアン オールスペースは、全長が4723mmと現行モデルより22mm長くなり、エンブレムやグリルなどフロントまわりを刷新。LEDマトリックスヘッドライト「IQ.LIGHT」も選択可能となり、シャープな外観とデジタルコックピットに加え、最新テクノロジー機器も備えられた。

LEDマトリックスヘッドライト「IQ.LIGHT」

テールランプもLEDタイプに

　5人乗り2列シートのラゲッジスペース容量は760～1920Lを確保。7人乗り3列シートの場合、3列目はシートバックをラゲッジと同じ高さに倒すことができ、フラットなラゲッジスペースの容量は700～1755Lを確保している。

5人乗り2列シート

7人乗り3列シート

　設定されるグレードは「Life（ライフ）」「Elegance（エレガンス）」「R-Line（Rライン）」の3種類で、3種類のガソリンエンジン（TSI）と2種類のディーゼルエンジン（TDI）を用意。4MOTION（全輪駆動）も設定されている。

　エレガンスは、内外装にクロムメッキパーツがあしらわれるほか、19インチのアルミホイールを装着。スポーティなR-Lineは、タッチ操作とR-Lineロゴを備えた多機能レザースポーツステアリングホイールや、カーボングレーの装飾トリム、デジタルコックピットプロ、19インチまたは20インチホイールなどが装備される。

　また、IQ.DRIVEトラベルアシストも初採用され、7速DCT車は0～210km/h、MT車は30～210km/hの範囲で、レーンアシストを標準装備したアダプティブクルーズコントロール（ACC）を利用可能とした。4MOTION車は最大2.5tのトレーラーを引くことができ、トレーラーを操縦するときにドライバーをサポートする「トレーラーアシストシステム」もオプションで設定されている。

　インテリアでは、フロントシートは電動4ウェイランバーサポート調整機能とマッサージ機能を備えた「ergoActiveバージョン」も選択できるほか、エアコンは運転席、助手席、後部席をそれぞれ独立して調整できる3ゾーンオートエアコンを完備。回転式のノブやボタンはなく、調整はすべてタッチパネルのスライダー操作で行なう。

　新しくなったティグアン オールスペースは、最新のインフォテインメントシステム（新世代MIB3）を搭載し、オンライン接続ユニットを使用することで、We Connect（無制限）およびWe Connect Plus（ヨーロッパで1～3年間無料）のオンラインサービスを利用できる。さらに、AppleCarPlayおよびAndroidAuto用のApp-ConnectWirelessを介して、アプリをワイヤレスで統合できるようになった。

　また、ハーマンカードンと共同開発したオプションのプレミアムサウンドシステムも設定。サブウーファー、デジタル16チャンネルアンプ、8＋1の高性能スピーカー、および合計480Wの出力を備えたアンプが、クリアな高音と深みのある豊かな低音を再現する。